Doctorbook academy

    • 00:09 〜 自己紹介
    • 00:36 〜 Alterd eruptionに対してCrown lengtheningを行った一症例
    • 01:34 〜 治療計画
    • 02:05 〜 CBCTとIOSによる辺縁歯肉の診査
    • 02:50 〜 eruptionの分類
    • 04:25 〜 実際の外科手術
    • 07:29 〜 左上側切歯欠損部インプラント治療計画
    • 08:29 〜 実際の埋入手術
    • 10:15 〜 補綴計画
    • 11:52 〜 最終補綴
    • 12:11 〜 術前術後の比較
    • 13:26 〜 歯肉のリバウンドについて
    • 16:57 〜 切開線の工夫について
    • 20:20 〜 ガイドを使わなかった理由
    • 24:23 〜 歯間乳頭の切開ラインの勘所
    • 26:34 〜 骨外科をしていく中で難しさを感じたところ
    • 34:40 〜 歯肉のリバウンドについての改善点
    • 38:14 〜 骨の厚みの判断にはCTを使っている?
    • 39:28 〜 インプラントで工夫したところ
    • 43:04 〜 唇側のインプラント形態について
    • 46:41 〜 今回の症例が1回法でいけると判断した根拠
    • 48:03 〜 口蓋側の歯肉の対処
    • 49:54 〜 縫合時に工夫したところ
    • 50:28 〜 抜糸までの間の審美的に気にされる方への配慮
    • 53:28 〜 縫合の順番について
    • 55:02 〜 まとめ
  • 今回は野田昌宏先生と、スペシャリストである小柳先生、高橋先生による「ガミースマイルと欠損を伴う外科的審美回復を行った1症例」についての対談形式での検討会になります。

    【症例・治療計画】
    患者様は、ガミースマイルと左上2番の欠損を主訴とされております。
    ガミースマイルの一因として、歯肉辺縁がCEJ(セメントエナメルジャンクション)より切縁側に位置する歯肉萌出異常(Altered Passive Eruption)が挙げられました。これは審美的な問題に加え、歯周疾患リスクを高める可能性があります。
    これらの問題に対し、右上犬歯~左上犬歯のクラウンレングスニング、右上側切歯のラミネートベニア、そして左上側切歯欠損部へのインプラント治療を行う治療計画を立案されました。

    【手術概要】
    術前において、CBCTとIOSデータを用いて歯肉と歯槽骨の位置を詳細に確認し、切開線を設計されています。
    手術では、設計に基づき歯肉切開と骨外科治療を実施。特に骨外科治療では、欠損部や補綴予定歯とのバランスを考慮し、エンドカッティングバーやチゼルなど複数の器具を用いて、過不足なく骨削除が行われました。
    歯根面を傷つけないよう、チゼルで少しずつ削いでいく精密な手技が用いられています。
    続いて、欠損部へのインプラント埋入を行いました。事前の切開線設計が精密であるため、サージカルガイドは使用されておりません。

    【ディスカッション】
    本症例は、軟組織だけでなく骨削除、さらにインプラント埋入を同時に行う、非常に難易度の高いものでした。術後の考察として、先生方による活発な議論が交わされました。

    Q. 術後の歯肉のリバウンドについて
    術後、患者様は気にされていないものの、右上中切歯に若干の歯肉のリバウンドが認められました。
    この原因として、切開時の歯肉の厚みのコントロールや、骨の削除量がわずかに不足していた可能性について言及されています。しかし、術中にこれらを完璧にコントロールすることの難しさについても議論が及んでいます。
    また、リバウンドの改善策として、CTを用いた術前の骨の厚みの評価の重要性などが挙げられました。

    Q. 審美領域における手技の工夫について
    本症例では歯間乳頭にブラックトライアングルが生じておらず、その要因についても考察されています。
    その他、インプラントの埋入深度や歯肉への対処法など、多岐にわたるトピックについて、先生方の知見が述べられています。

    クラウンレングスニングにおける臨床的なヒントが数多く含まれておりますので、ぜひ本編の動画もご覧になられてください。


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