Doctorbook academy

    • 01:12 〜 デジタル矯正の可能性:座長 荒井昌海先生
    • 04:52 〜 デジタル技術と知性の融合がもたらす包括的矯正歯科治療の未来:綿引淳一先生
    • 22:19 〜 マルチブラケット治療が最適と思われる症例とは:渋澤龍之先生
    • 44:46 〜 インビザライン(Go)の可能性について:松岡伸也先生
    • 1:06:01 〜 アライナー矯正の知識の探求:瓜生和彦先生
    • 1:29:01 〜 インフォメーション
    • 1:38:37 〜 ディスカッション
  • ・デジタル矯正の可能性:座長 荒井昌海先生
    1853年、日本に黒船が来航した。開国か鎖国か。当時の幕府は大きく揺れ、明治政府樹立・文明開化につながっていった。デジタル機器が診断や治療に使用されるようになって久しい。今やCTは特別なものではなくなった。我々はデジタルを過信するのではなく、きちんとした知識を持ってアナログと融合させねばならない。今、日本の歯科治療にはデジタル矯正という名の黒船がやってきた。開国か鎖国か。昨今はインフォームド・コンセントの名のもとに、患者が治療方法を選択することが善とされる風潮がある。もちろんそれは正しいのだが、そこに歯科医師の知識と倫理観はどう反映されるべきか。今回はデジタル矯正が私達の日常臨床に何をもたらすのか、現時点におけるメリットだけでなくアンチテーゼも踏まえて、その可能性と限界点について考えていきたい。

    ・デジタル技術と知性の融合がもたらす包括的矯正歯科治療の未来:綿引淳一先生
    2000年以降、矯正歯科治療を取り巻く環境は、デジタル技術の発展により大きな変貌を遂げてきた。2020年以降、この流れはさらに加速することが考えられる。そんな流れと同調するかのように矯正治療患者は、成長発育期である10代から、さまざまな疾患を伴っている中高年に広がりをみせている。しかしながら、複雑なマネージメントを必要とする包括的矯正歯科治療を成功に導くためには、単純にデジタル技術を用いるだけでは不十分である。そこには、歯科医師の経験と知識をもとに知力を絞った論理的思考が不可欠である。講演を通じて、包括的矯正歯科治療の面白さと可能性を感じて貰えたら幸いである。

    ・マルチブラケット治療が最適と思われる症例とは:渋澤龍之先生
    歯科矯正臨床において良好な結果を獲得するには、個々の症例に最適な治療目標および治療計画の立案が不可欠であり、矯正治療をおこなう歯科医師には専門性の高い診断能力が求められる。診断時に重要なのは、治療手段に対する患者の希望に左右されず、個々の症例において最適な治療結果を得るために、何が必要なのかを診断することである。例えば、抜歯するか抜歯しないかといったことや、どのような装置を使用するかは、矯正治療の手段であって目的ではない。治療法(治療の手段)ありきで矯正治療をするのではなく、良好な治療結果を得るために、歯科医師が自身の技量によって実現可能な手法を選択することが重要である。今回、診断の結果マルチブラケット治療が最適と判断された症例を提示し治療の有用性を解説したい。

    ・インビザライン(Go)の可能性について:松岡伸也先生
    歯科矯正学分野における近年のトピックスはアライナー矯正治療であることは誰もが認めるところである。多くのアライナー矯正システムの中で、特にインビザラインシステムおよびインビザラインGOシステムにおいてはこれまで多くの技術革新が行われ日々進化を遂げている。今回インビザライン(Go)システムでどこまで治療が可能であるか、どこが難しいかの考察とともに、症例の供覧を行いたいと思う。

    ・アライナー矯正の知識の探求:瓜生和彦先生
    アライナー矯正治療を行う際、そのドクターの矯正治療に対する知識や理解度によって治療方針が異なるのが現状である。前提として、まず従来の矯正治療に対する理解を深める必要がある。その上で、何を判断基準にどれぐらいの割合でアライナー矯正治療を行っているか。当院の臨床例を供覧することで、診査診断・治療計画を再考する機会となれば幸いである。

    ※本動画は2020年3月15日に開催されたMID-G総会のLIVE配信を編集したものです。

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