歯周疾患はPPDやBOPの有無などの臨床所見やX線写真により軽度・中等度・重度と診断され、適切な対応により「病状安定」とすることが可能です。長期にわたってより安定し健全な状態を維持するためには、セルフケアとプロケアの両輪の好回転が重要で、そのためには患者さんに最小限の不快感で処置を行い、リコール率を向上させる必要があります。
使い慣れた3-3-3目盛のプローブやグレーシーキュレットだけでなく、複雑な形態の根分岐部や炎症反応に伴うサイトカイン放出により過敏になっている歯周組織へのアプローチに適したインスツルメントを選択することで、「処置時間短縮」と「快適性の追求」を同時に実現できます。4mm以上ある歯周ポケットを少しでも浅くして炎症反応を抑え込みましょう。
まずはいろいろなインスツルメントに触れてみて、お気に入りを見つけてみませんか？

【主な内容】
● 臨床所見の確認とX線写真の読影
● インスツルメントバリエーション（形態・適用部位）
● インスツルメントコンビネーションによる処置時間短縮法
● お気に入りの管理方法（シャープニング、洗浄・滅菌、カセット内での保管）
● SRPマネキン実習
● 患者さんをファンにするコミュニケーション