多様なニーズへの対応が求められる昨今、インプラント治療においては著しい成長を遂げてきました。
インプラントの成功率は、一般的にも95％以上と高い成功率が数多く報告されております。
反面、インプラント治療後5～10年経過症例においては、辺縁骨吸収を伴うインプラント周囲炎の発症率がインプラントの12～43％とも報告されているのが現状です。
そこで本セミナーでは、自身で埋入したインプラントはもちろんの亊、他院で埋入したケースへの対応が求められる中、インプラント周囲炎のメカニズムや、リスクファクターを理解し、処置や対処法、更には、インプラント周囲炎にならない為の予防策と環境整備について理解していただき、成功率の高いインプラント治療を習得していただきたいと考えております。
模型実習ではBio-Oss/Bio-Gide を用いて、インプラント周囲炎によって失われたインプラント周囲硬組織のリカバリー術を。
豚顎実習ではインプラント周囲に於ける軟組織マネジメントとして、角化歯肉獲得の手技を学んでいただけます。
また、純チタンチップを用いた汚染インプラント表面のディブライドメント実習および、簡易細菌検査・歯周病原細菌検査(リアルタイムPCR法)の相互実習をしていただきインプラント周囲炎の対応および治療法を習得していただきます。
『患者にとってメリットのある』最善の治療法をご提案させていただければ幸いです。