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True Definition Scanner(トゥルーデフィニションスキャナー)の特徴

True Definition Scanner(トゥルーデフィニションスキャナー)の特徴

True Definition Scanner(トゥルーデフィニションスキャナー)は3M社の提供する口腔内スキャナーです。カートタイプの他、2017年6月には世界初のタブレットタイプのTrue Definition Scanner Mobile(トゥルーデフィニションスキャナーモバイル)も発売になりました。

写真)True Definition Scanner Mobile(トゥルーデフィニションスキャナーモバイル)は持ち運び可能なタブレットタイプ

 

True Definition Scanner(トゥルーデフィニションスキャナー)の最大の特徴は、印象データ提供先のCADやCAMといったソフトウェア、ミリングマシンや使用するブロック等を選ばないオープンシステムを採用している点です。STLの出力により、広くデータ連携が可能です。また、3Shape, ExoCAD, DentalWingについては、STLではなく、各CADに対応した専用形式のファイルも出力可能となっています。

画面はモノクロのみですが、40倍の実像写真も同時に取得されるため、技工物の製作時には大きなメリットがあります。スキャン時には、パウダーを少量を噴霧する必要があります。

True Definition Scannerは日本で販売されている口腔内スキャナーの中で、最も小型のカメラを採用しています。

フルアーチのスキャン時間が1分、誤差は0.3%以内と高速かつ高精度のスキャンが可能です。また、専属トレーナーによる2日間のトレーニングがあったり、リモートログインによって直接3Mが操作をアシストできたりと、サポート体制も充実しています。

写真)スマートなカメラは操作性もよい。

True Definition Scannerの拡張性

True Definition Scannerは、インプラントや矯正への拡張性も強みです。インプラントはストローマン、ジンマー・バイオメット・デンタルと連携が可能です。また、矯正については、2016年11月に「ブラケット型矯正装置(ブラケット・ワイヤー・トレーを含む)、リテーナーの形状の設計及び製造」について薬事承認を取得しており、3Mのインコグニトアプライアンスシステムに応用が開始されています。

 

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