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CEREC(セレック)の特徴                   

CERECの最新機種

CERECは1985年に、世界初の実用的な歯科用CAD/CAMとして生まれました。
その後、30年以上経ち、CERECは進化を続け、常にデジタルデンティストリーの最先端を切り開いています。

CERECはCEREC3(2000年発売)、CEREC3D(2003年発売)、CEREC ACブルーカム(2009年発売)と改善が加えられ、
現在はCEREC ACオムニカム(2013年発売)が最新機種となっています。

ACオムニカムより、パウダーフリー・フルカラーのビデオ方式によるスキャニングが実現し、より使いやすくなりました。

カートタイプを採用し、チェアサイドで患者さんへのカウンセリングに使用しやすい形態です。

日本では、デンツプライシロナ社と株式会社モリタが販売をしています。

CERECのソフトウェア

様々なCADソフトが存在する中で、CERECのソフトウェアはドクターがチェアサイドで使用することを考えて開発されています。そのため、いかに短時間、少ないクリック数でデザインを終えることができるかというコンセプトで設計されているのが特徴です。

例えば、データベースから歯牙の形態を推測するのではなく、スキャニングされた残存歯列すべての歯牙から、患者固有の歯牙の形態を再現する「バイオジョー(Bio jaw)」。CEREC SOFTWARE 4.4で搭載をされた本機能は、従来のCERECのソフトウェアで使用されていた「バイオジェネリック(Bio generic)」が更に進化したものになります。

人の歯には指紋のように、 それ自身を識別する特性があり、その遺伝子情報に基づいた独自の計算式により、CERECは患者の固有の形態を再現することができるのです。この機能はドイツで特許を取得しており、形態修正の手間を大幅に短縮します。

また、形成面をチェックする、「プレパレーションチェック」機能も搭載されております。

CERECのミリングマシン

エントリーモデルからプレミアムモデルまで3つのミリングユニットをラインナップ。

「CEREC MC」「CEREC MC X」「CEREC MC XLプレミアム」からクリニックのスタイルに合わせて選択出来ます。

修復物内面と外面を同時に加工する独自のツインバ―加工システムにより、加工時間はインレーが約5分、クラウンでも約10分と非常に短時間のため、多くの自費補綴治療が1Visit Treatmentで完了します。また、コンパクトでスタイリッシュなボディは、待合室など患者さんから見ることの出来る場所にも設置可能。エアーや水道の配管がいらないため設置場所を選びません。ミリングの様子を見せることで、患者さんの興味を喚起し、自費診療への誘導や医院のブランディングにも繋げることができます。

CERECの拡張性

デンツプライシロナ社のCTから得られる3Dボリュームデータと、CERECのデジタル印象データを融合することで、デジタルデンティストリーの世界は更に広がります。

例えばインプラント治療。CTによる硬組織の画像データとCERECによる軟組織の画像データを一体化し、同一画面上に表示することで、インプラントシミュレーションが可能になる他、サージカルガイドの製作からインプラント上部構造の製作まで、一貫したトップダウントリートメントが可能になります。

また、顎関節症や睡眠時無呼吸症候群の審査・診断にも応用が可能です。今後、デジタルデンティストリーが更に広がっていくことを考えると、CERECの拡張性は大きな強みです。ソフト・ハードを自社で制作・製造しているデンツプライシロナだからこそ、淀みの無い歯科診断・治療サービスが提供可能となっています。

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