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寺岡寛

自発痛を伴い歯髄壊死と診断された大臼歯の根管治療

S:虫歯の治療を以前にした右下の歯が何もしなくてもズキズキ痛い。
O:右下6打診(++)、触診(-)、SinusTract(-)、EPT(-)、CPT(-)、HPT(-)、BOP(-)、P.P.D全周正常範囲内
※EPT=電気歯髄検査、CPT=冷刺激検査、HPT=温熱刺激検査、また、前後のコントロール歯の検査は全て正常

A:歯髄診断; 歯髄壊死
  根尖部診断;症状を伴う根尖性歯周炎
  (AAE Consensus Conference Recommended Diagnostic Terminology2009参照)
P:根管治療

上記のプランニングの下、根管治療を2回法で行いました。処置2回目で患者の症状はかなり緩和されておりました。

デンタルは術前×2枚、術直後×2枚、術後3ヶ月×2となっております。
術後3ヶ月では打診などの所見は無くなり、全て正常になっております。

遠心根管よりシーラーが多少溢出しておりますが、この程度であれば治癒を阻害するものではないと考えております。
術後3ヶ月経過で症状とX線的な改善は認められますが、可能な限り今後も経過観察を行っていきます。

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