長田 憲幸

下顎第三大臼歯の根管治療を行った一症例

・Tooth: #38 左下第三大臼歯
・Patient: 71 y.o. Female
・Chief Complaint: 以前根っこの治療をうけたところが噛むと痛い。
・History of Chief Complaint
 3カ月前に他院にて根管治療を受け2週間前にTEKを仮着したが咬合時に一過性の鈍痛がある。
・Medical History:高血圧、糖尿病
・Clinical Evaluation
  Pulp Testing(+、-):#38 Cold(-)、EPT(-)、Hot(-)
  Periapical testing(-、+、++):#38 Perc. (+)、Bite test(+)、Palp. (-)
 Mobility:M0
  Periodontal probing:#38 頬側のみ4mm BOP(+)
  (患歯以外の歯での異常所見は認められませんでした。)
・Diagnosis
  Pulpal Dx.: Previously treated(既に根管治療されている歯)
  Periapical Dx.: Symptomatic apical periodontitis (症状を伴う根尖性歯周炎)


術前のX線画像から
根管は不明瞭だが歯根全体の形に対して遠心寄りに根管充填が行われていたため
少なくとも近心側に未発見の根管が存在する可能性が高いという見通しをたてて処置を行いました。
結果として近心側の1根管を発見することができ、次の来院時には打診痛、咬合痛共に消失しました。
(その他の根管は見つかりませんでした。)
根管拡大はNEX Msを用いて35/.04まで。
洗浄は3%次亜塩素酸と17%EDTA、XP-Endo Finisherと超音波チップを使用。
貼薬は水酸化カルシウム製剤を使用しています。
根管充填はMTAにて行いました。

現在、すでに根管充填から6カ月経過しており
仮歯の状態ですが、症状なく機能していること、根尖部に異常がないことを確認しています。
※術後評価には術前、根管充填直後、3カ月後、6カ月後のX線画像(正方線、偏心投影)
  そして5カ月後のCBCT画像(この治療とは無関係に撮影されたもの)を利用しています。
今後は主治医のもと、最終補綴へと移行していく予定です。

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