今回は上下顎の無歯顎患者に対して、All-on 6を用いて咬合再建を行った症例について紹介されています。
宮本先生は歯科衛生士と歯科医師の2つの資格を持たれており、現在東京医科歯科大学の顎関節外来の非常勤講師も兼任されています。
早速症例を供覧してみましょう。
患者様は66歳男性で、インプラントによる治療を希望されています。
初診時のパントモでは、全顎的に歯周炎が進んでいます。
また、根尖病巣が存在し、保存不可能な歯がほとんどでした。
咬合については顔貌計測や口腔内の状態から咬合平面は不揃いでした。
一方で、上下顎の水平的・垂直的な大きなズレはありませんでした。
患者の希望も考慮し、全歯の抜歯とインプラントによる咬合の再構築を図りました。
デジタルスキャンの結果からもバイトアップの必要性はありませんでした。
本症例の問題点は既存のインプラントの存在です。
どのように解決をされたのでしょうか?
実際の解決方法と経過について、動画内で紹介されているのでご覧になってください。
次に、5つの治療経過ごとに解説されています。
1つ目が既存のインプラントを支台歯にして下顎のTeBrの作成です。
2つ目が下顎の咬合平面の平坦化です。
3つ目が上顎の咬合平面を設定し上下顎の咬合再構成です。
4つ目がプロビジョナルの粘膜面の調整です。
5つ目が最終補綴です。
各Stepの工夫と、治療経過については動画内で詳しく説明されているのでぜひ参考にしてください。
今回は複雑な治療Stepでしたが、どのような工夫でクリアしたかが一目でわかる動画です。
本講演は「大志勉強会」として、医療法人社団大志に所属される若手ドクターの症例発表を収録したものです。
当法人では「3年間で保険診療からインプラント・矯正まで習得できる仕組み」として、若手ドクターの成長を支援する研修システムが整えられています。
エピソード
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多数歯抜歯に伴う無歯顎に対して既存のインプラントを用いながらAll-on 6で咬合再構成を行った症例です。既存のインプラントが使用できるのかを見極めるポイントが解説されています。再生する
再生時間 13:05
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