「コピーデンチャー改造の勘所〜下顎フルデンチャーの義歯調整アップデート2025」
本セミナーは、松丸悠一先生と村岡秀明先生による対談形式で進行される実践的な講義です。テーマは「コピーデンチャー改造の勘所」として、上顎および下顎におけるコピーデンチャー活用の臨床的意義と調整手技のアップデートに焦点を当てます。
前半は村岡先生による講演「上顎のコピーデンチャー改造の勘所」。旧上顎部分床義歯(Partial Denture)をコピーデンチャーとして活用し、全部床義歯(Complete Denture)へと円滑に移行する臨床プロセスが紹介されました。診査では、義歯の支持・安定・維持に加え、咬合接触や咬合高径の評価を実施。その後、テンポラリーデンチャーの作製や、咬合採得・印象採得、リライン材による粘膜面調整や辺縁形態の整形、咬合面の調整といった具体的な手技が展開されました。また、「義歯の形と咬合、どちらを優先するべきか?」といった臨床上の判断についても深掘りがなされました。
後半は松丸先生による臨床症例の共有。73歳女性患者の実例をもとに、複製義歯(コピーデンチャー)を用いた調整のテクニカルポイントについて解説されました。特に、下顎粘膜面および研磨面、舌側・頬側・レトロモラーパッド周囲の修正、床延長、リライニングといった精緻な調整工程の実際が紹介され、明日からの臨床に直結する知見が多く盛り込まれています。
両先生の対談とディスカッションを通じて、「なぜコピーデンチャーが必要なのか」「咬合位の再現性をどう担保するか」といった実践的な課題に対するヒントが得られる内容となっておりますので、ぜひこの機会にご覧ください。
【こんな先生方におすすめ】
- コピーデンチャーを活用した義歯治療に興味がある先生
- 下顎総義歯の調整に苦手意識がある、または見直したいと感じている先生
- 部分床義歯から全部床義歯へのスムーズな移行プロセスを学びたい先生
- 咬合位の再現性や義歯調整における判断基準を深めたい先生
- 日々の臨床に即活かせる具体的な手技・考え方を求めている先生
【学べるポイント】
- 上顎・下顎におけるコピーデンチャーの臨床的意義と、その活用法
- 旧義歯を用いた診査・診断の手順:支持・安定・維持、咬合接触や咬合高径の評価
- テンポラリーデンチャーの活用と咬合採得・印象採得の実践
- リライン材による粘膜面の調整法や辺縁形成のコツ
- 咬合調整における“義歯の形 vs 咬合”という臨床判断の考え方
- 下顎義歯の細やかな調整テクニック:床延長、リライニング、研磨面・粘膜面の修正など
エピソード
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本セミナーは、松丸悠一先生と村岡秀明先生による対談形式で、コピーデンチャーを活用した義歯改造と調整の実践ポイントを解説します。上顎・下顎の症例を通じて、咬合採得やリライニング、粘膜面・辺縁の調整など、明日から使えるテクニックを学べる内容です。再生する
再生時間 59:52
レビュー

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