本講演では、サニタス歯科・矯正歯科クリニック東長崎 院長の櫻井祐弥先生が、口腔内スキャナー「iTero」を中核としたデジタルデンティストリーについて豊富な症例とともに深く解説します。
単なるスキャンツールの枠を超え、iTeroを「診療設計の起点」として活用することで、治療の質、再現性、患者理解、チーム連携、そして経営効率までも変革可能であることが示されています。

近赤外線画像による非被ばくで高精度のう蝕検出を用いたMinimally Invasiveな保存治療や光学印象を用いた精度の高い補綴治療、さらにはInvisalign Outcome SimulatorやAlign Oral Health Suiteを活用したカウンセリング強化によって、患者の行動変容を促進。ペンスコープや紙資料では伝わりにくかった情報を「ビジュアライズ」し、可視化された根拠ある提案で自費診療や予防の受容性を高める手法が具体的に解説されています。
また、より効率的なアポイント設計やメインテナンス移行時に口腔内データをスキャンする事で実現するメインテナンスの質的向上まで、iTeroによるデジタルデンティストリーが「診療の全体設計」にまで波及することが示されています。

iTeroを駆使した明日からの診療を変えるためのヒントが沢山詰まっておりますので是非ご覧ください。

【講師名】
櫻井 祐弥先生 (サニタス歯科・矯正歯科クリニック東長崎 院長)

【略歴】
2016年    東京医科歯科大学（現東京科学大学）　卒業
2016年    医療法人社団歯友会　赤羽歯科信濃町診療所にて研修
2017年    同上　研修終了
2017年    医療法人社団翔舞会　エムズ歯科クリニック東中野　入社
2018年    同上　副院長就任
2020年    医療法人社団翔舞会　理事 /エムズ歯科クリニック下落合 院長就任
2023年    同上   退職
2023年    医療法人社団あいゆう会　理事/あいゆう歯科和光第二診療所　就職
2024年　サニタス歯科・矯正歯科クリニック東長崎 開業

【所属】
日本歯周病学会 認定医
日本口腔インプラント学会 専修医
日本デジタル歯科学会
日本デジタル矯正歯科学会
日本咀嚼学会
日本摂食嚥下リハビリテーション学会