# GP BIBLE：インレー＠左下臼歯
# GPBIBLE
# インレー
# 左下臼歯
1
術前
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補綴物除去
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Process
補綴物はバーで丁寧に除去し、歯質をできるだけ温存しつつ、二次う蝕や適合状態を確認することが重要である。
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Point
除去バーや専用キットを用いるが、咬頭が薄い場合は歯質破折のリスクがあるため、除去バーを優先して使用し慎重にインレーを外す。
3
う蝕除去
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Process
ラバーダム装着後に圧排糸を挿入し、縁下う蝕の出血を防止する。止血が得られた状態でう蝕除去を行う。う蝕検知液を併用し、病変部を慎重かつ確実に除去して歯質を保存することが重要。
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Point
縁下に及ぶう蝕除去時はラバーダム上から圧排糸を追加し、歯肉を圧排して視認性を高める。ミラーで複数方向から確認することで、死角を減らし適切かつ確実なう蝕除去が可能となる。
4
支台築造
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Process
エナメル質にエッチング剤を塗布し、水洗後にエアブローを行う。ボンディングはマイクロブラシや筆で塗布し、エアブロー後に光照射。処理部位はミラーで確認し、内面にレジンを積層充填する。
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Point
セレクティブエッチング部位はエアブローで確認し、ボンディングの細部は筆で塗布する。レジン操作はミラーを2方向以上で確認し形成量を減らす工夫を行う。充填は複数回に分けて光照射し、重合収縮を防止する。
5
形成
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Process
築造で作成した窩洞概形を修正し、隣接面や辺縁を円滑に仕上げる。様々な角度で確認し形態を整える。ラバーダム装着時は外してクリアランスを確認する。
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Point
ラバーダムを行うことで形成時の歯肉損傷を防止できる。切削部位がエナメル質か象牙質か、あるいは充填部かを常に意識することが重要である。
6
印象
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Process
歯面を十分に乾燥させた後に印象を行う。硬化を待って印象材を撤去し、窩洞の概形が正確に印象されていることを確認する。
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Point
ボディとインジェクションの馴染みが良い印象材を選択すると精度が高まる。トレー挿入時は必ず真っ直ぐに入れることで、印象材の伸びや変形を防止し、正確な印象採得につながる。
7
合着
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Process
インレーの適合を確認後、圧排糸を挿入し隣在歯にマスキングテープを設置する。エッチング後に水洗、ボンディング剤の塗布後にエアブローと光照射を行う。テープを外して合着し、余剰セメントを除去。多方向から光照射後、酸素阻害剤を塗布し水洗する。
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Point
マスキングテープは引っ張って装着すると脱離しにくくなる。セメントは綿球で除去後、咬合面をアシスタントに押さえてもらいながらフロスを通す。未重合層を除去するために酸素阻害剤を塗布する。
8
研磨
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Process
研磨はまずダイヤモンドポイントで大まかに調整を行う。マージン部が不適合であればコンポジット用研磨バーを使用し、ラバーダムを外した後はシリコン研磨バーで仕上げる。最後に十分な水洗を行い、歯頚部に残った余剰セメントはスケーラーで丁寧に除去して適合性と審美性を確保する。
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Point
歯質と補綴物の間が滑らかに移行するよう、適切なバーを選択して研磨する。最終的には歯頚部をエアスケーラーで処置し、清掃性と適合性を高めて長期的な安定を図る。
