【振り返り視聴期間】
4月9日～5月8日まで

■抄録
超高齢社会のいま，高齢者の補綴は有床義歯を抜きには語ることができなくなってきている．
高齢となりセルフケアが難しくなることを前提に，固定式補綴装置から可撤式の有床義歯へ移行させるタイミングが難しい．
また現在無歯顎となっている高齢者は，顎堤の状態も悪く，義歯の難症例となっていることも多い．そのような難症例に対し，少数のインプラントを併用したインプラントオーバーデンチャー（IOD）が有効となる．
しかし少数のインプラントで義歯を支えるには，機能時に動きに少ない総義歯を製作する技術が必要となる．
IODの義歯において，吸着する下顎の総義歯製作法をヒントに，義歯がインプラントを揺すらない，アタッチメントが緩くなりにくいIOD義歯の製作法について解説する．

亀田行雄先生　Yukio Kameda D.D.S.

■所属
埼玉県川口市川口4-2-41-101
医療法人D&H　かめだ歯科医院　

■略歴
1988 東北大学歯学部卒業
1991-2002 東京医科歯科大学歯学部　高齢者歯科学講座在籍
1994- 川口市にてかめだ歯科医院開設
2014- 医療法人D＆H設立　分院の樹モール歯科開設
■所属学会と主な役職
有床義歯学会（JPDA）会長・学会指導医
日本顎咬合学会　評議員
日本臨床歯周療法集談会（JCPG）　副会長
てんとう虫スタディーグループ会長，TMSIコース主宰