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2025年2月12日(水) 公開

0歳から始まる予防歯科|9th Greater Nagoya Dental Meeting

    • 00:00 ~ 自己紹介・医院紹介
    • 03:40 ~ 「予防」について
    • 11:10 ~ 「早期発見」するために「リスク」を診る
    • 16:10 ~ リスクに応じた小児定期管理システム
    • 22:06 ~ 症例:11歳男児
    • 24:35 ~ 0歳から始まる予防歯科とは?
    • 30:30 ~ 0~2歳児の歯科室
    • 33:00 ~ 離乳食とは
    • 36:42 ~ 口腔機能発達不全に対する支援の実際
  • *2025年1月19日に開催された「9th Greater Nagoya Dental Meeting」の講演内容です。

    Greater Nagoya Dental Meeting は「名古屋から世界へ」のスローガンを掲げ、2017年から始まりました。
    2025年1月19日に開催された「9th Greater Nagoya Dental Meeting」は、大変な盛会となりました。
    次回は2026年1月の開催予定となります。皆さまのご参加をお待ちしております。
    HPはこちら


    このセミナーでは、愛知県新城市で開業している今泉三枝先生より、予防歯科への取り組みと、特に小児の口腔機能発達支援について詳しくご解説いただきました。今泉先生は人口4万1000人ほどの山間部に位置する新城市で25年にわたり診療を行っており、予防中心の歯科医療を実践しています。同院では「関わることのできた全ての人と共に幸せになるために」という理念のもと、病院らしくない親しみやすい雰囲気づくりを心がけています。

    予防歯科の考え方として特徴的なのは、単なる「早期発見・早期治療」ではなく、教育を重視している点です。特に成人患者に対しては、治療前にリスク評価を行い、リスクが下がってから治療に入るというアプローチを採用。患者との面談に1時間かけ、予防の重要性について丁寧に説明を行います。

    小児歯科では0-2歳児の診療室を設け、助産師と連携した離乳食教室も実施。離乳食指導や口腔機能の発達支援など、多職種連携による包括的なアプローチを行っています。特に注目すべきは、年1回の詳細な生活習慣調査と、それに基づくリスク評価です。虫歯や歯周病のリスクだけでなく、口腔機能の発達や生活環境まで含めた総合的な評価を行い、個々の子どもの成長に合わせた支援を提供しています。

    講演では実際の症例も紹介され、1歳6ヶ月の子どもの食べ方の改善過程が詳しく説明されています。この事例では、はじめは自分で食べることができず、吸い込むような不適切な食べ方をしていた子どもが、適切な支援により2歳7ヶ月までに正しい咀嚼機能を獲得できるようになった過程が示されています。

    予防歯科の実践的アプローチと、小児の口腔機能発達支援における具体的な方法論を学ぶ上で、非常に示唆に富む内容となっています

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