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動画で学べる 歯科衛生士のための学習動画

・サスブラシとは
・サスブラシの種類
・サスブラシの使用例
・ブラシの当て方と動かし方


【おさらい】
【サスブラシとは】
・エアスケーラーにブラシアダプターとブラシを付けて音波振動を利用する器具
・歯面を傷つけることなくバイオフィルムを除去できる
・ブラシ専用のハンドピースもある

【サスブラシの種類】
・フラットタイプとコニカル(円錐)タイプがある
・用途や部位に合わせて選択する

【ブラシの使用例】
・歯面全体のバイオフィルム除去
・歯肉辺縁の清掃
・知覚過敏のある露出根面の清掃
・小窩裂溝や咬合面の清掃
・シーラント前の小窩裂溝の清掃
・矯正用ブラケット周囲の清掃
・歯列叢生部位や半埋伏歯の清掃
・インプラントやアバットメントの清掃

【ブラシの当て方】
・ブラシの先が広がらない程度の側方圧で使用する
・側方圧が強すぎると、ブラシがしなり歯面に垂直に当たらず除去効率が下がる

【ブラシの動かし方】
①線で滑らせるように動かす：小窩裂孔、歯肉辺縁、補綴物のマージンなど
②点でタッチする：ブラケット装着部位など
・どちらの動かし方も力を抜いて行う

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・ポジション、サクション操作
・サスブラシの動かし方について


【おさらい】
[ポジション]
・12時
・顔面平面：床と平行
・患者さんお顔：正面

[開口量]
・約指２本分

[サクション]
・短時間で行えるよう順手で持つ
・親指を上に出して軽く持つ
・水が飛びやすいため、施術部位に合わせてサクションも移動させる

[レスト]
・頬側：小指側面でオトガイあたりに置く
　　　　施術部位に合わせてレストも移動させる
・舌側：右側の口腔外に置く

[インスツルメント]
・ハンドピースは少し長めに持つ
・ブラシが広がらない程度の軽い力で当て、小さなストロークを繰り返す
・舌側は４番に近づくにつれハンドピースを立て気味にし、ハンドピースが歯に当たらないようにする

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・右下臼歯部と下顎前歯部のレスト、サクション
・サスブラシの操作について

【おさらい】
[右下臼歯部]
・レスト
　　舌側：口腔外 右頬あたり
　　頬側：サクションの上

・サクション
　　舌側：舌が大きければ舌を排除する
　　頬側：サクションチップを下向きに変え、右下56番あたりに置く
　　　　　　
・インスツルメントの操作：ブラシが広がらない程度の軽い力で操作する
　　頬側：右下小臼歯あたりで手のひらを下向きにする


[下顎前歯部]
・レスト：口腔外 右頬あたり

・サクション
　　舌側：ブラシの近くで水を吸引する
　　唇側：口唇圧が強い場合口を軽く閉じてもらう

・インスツルメントの操作：ブラシが広がらない程度の軽い力で操作する
　　舌側：右下23あたりで手のひらを下向きにする

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・左上臼歯部、上顎前歯唇側のポジション、レスト
・サスブラシの操作について


【おさらい】
[共通のポジション]
・9時〜10時
・顔面平面：床と平行
・患者さんのお顔：正面
・開口量：指二本程度

[左上臼歯部口蓋側]
・サクション：親指を上に出し、順手で軽く持つ
・インスツルメント：少し長めに持ち、サクションと平行に挿入
・レスト：右小指側面でオトガイあたりに置く

[左上前歯部口蓋側]
・ポジション：見えにくければ8時に移動
・インスツルメント：少し短く持ち直す

[左上臼歯部頬側]
・サクション：操作スペース確保のため、6番あたりに置く
・インスツルメント：少し長めに持ち、サクションと平行に挿入
・レスト：小指でオトガイあたりに置く

[上顎前歯部唇側]
・サクション：脇を閉じ、親指を外に向けるように持つ
　　　　　　　口唇に軽く置く（歯肉に強く当てると痛みの原因になる）
・インスツルメント：水が飛び散らないように、ブラシの角度は少し寝かせる

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・右上のポジション、レスト
・サスブラシの操作について

【おさらい】
[共通のポジション]
・9時〜10時
・患者さんのお顔：少し右向き
・開口量：指二本程度

[右上口蓋側]
・ポジション：右上前歯口蓋側で少し見えにくい場合は
　　　　　　　8時寄りに移動 or 上半身を右に傾ける
・サクション：チップは下向きで順手で持ち、咬合面あたりに置く
・インスツルメント持ち方：少し長めに持ち、サクションと平行に挿入
・レスト：手を丸めた状態で小指の爪側第1関節〜第2関節で口腔外に置く


[右上臼歯部頬側]
・ポジション：見えにくい場合は患者さんとの距離をしっかり取る
・サクション：操作スペース確保のため、6番あたりに置く
　　　　　　　（頬粘膜が硬い場合は少し口を閉じてもらう）
・インスツルメントの持ち方：少し長めに持ち、サクションと平行に挿入
・レスト：小指の側面で口腔外に置く