エキスプローラーの持ち方・操作方法など、SRPの上達に欠かせないエキスプローリングの基礎知識について
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動画で学べる 歯科衛生士のための学習動画・エキスプローリングとは
・エキスプローリングを行う3つの目的
・エキスプローラーの種類と選択について
【おさらい】
<エキスプローリング>
・SRPを行うときに欠かせないとても大切なこと
<エキスプローリングの3つ目的>
1.付着物の状態を探る
・プラークなのか、歯石なのか、その量は?
2.補綴物のステップやマージンの適合を調べる
・レントゲンで確認後、エキスプローラーで探る
3.SRP前後の確認
・歯石付着の有無を確認し、SRP後に除去できたのか確認する
<エキスプローリングを術前術後に行う意味>
・どのような歯石が付着しているのかを知ることでスケーラーの選択をすることができる=根面へのダメージを減らし患者さんに優しいSRPを行うことができる
<エキスプローラーの種類>
・治療用と探知用がある
※どんなインスツルメントも「誰が・どのように・どこに使うのか」が想定されて作られている
・歯石探知に使用するエキスプローラーは、細くてしなりのある物がオススメ
<エキスプローラーの選択>
・太くて短いもの:縁上には使用しやすいが、縁下には届きづらい・太さがあるため微妙な凹凸を感じにくい
・細くて長いもの:根面にアプローチしやすく、凹凸を感じやすい物がSRPの探知に向いている
※目を閉じて2種類のエキスプローラーを使用すると、指先に伝わる感覚の違いを感じやすく、感覚を養うトレーニングになる -
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動画で学べる 歯科衛生士のための学習動画・効果的なエキスプローリングを行うためのエキスプローラーの基本の持ち方
・エキスプローラーの誤った持ち方
・部位に合わせた持ち方
・エキスプローラーの作業部
【おさらい】
<エキスプローラーの基本の持ち方>
・親指・人差し指・中指でバランスよく持つ
・中指の爪の横あたりをシャンクに当て、握り込まないように軽く持つ
<エキスプローラーの誤った持ち方>
・中指の腹を使って持つ
・中指に引っ掛けて持つ
※中指に感覚が伝わりにくくなる持ち方はNG
<部位に合わせた持ち方>
・大臼歯:基本の持ち方から少し長めに持つ(中指の位置はあまり変えないように意識する)
・小臼歯・前歯:できるだけ基本の持ち方で持つ
<エキスプローラーの作業部>
・先端1〜2mm
・常に作業部を意識し、作業部を根面から離さずにエキスプローリングを行う -
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動画で学べる 歯科衛生士のための学習動画・エキスプローリングのポイント
・エキスプローラーを持つ時の力加減
・軽い力で持つためのポイント
【おさらい】
<エキスプローリングのポイント>
・根面にはまっすぐな面がないことを意識する
・エキスプローラーを指先で回転させ根面に添わせる
・エキスプローラーの先端を根面から離さない
<エキスプローラーを持つ時の力加減>
・根面のざらつきを感じるためには力強く握りこまない→後ろから引かれた時にスーッと動く程の軽い力で持つ
※普段から器具を力強く持つ癖がある場合は特に注意
<軽い力で持つためのポイント>
・手首がまっすぐな状態で持つ=患者さんとの距離が近いと手首が曲がり不要な力が入りやすくなるので、患者さんとの距離感に注意
・レストの力を抜く=レストに力が入ると手全体が力みやすくなる -
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動画で学べる 歯科衛生士のための学習動画・患者さんに痛みを与えにくいエキスプローリング
・臼歯部と右下前歯部の基本操作
【おさらい】
<臼歯部の基本操作>
1.遠心隅角にエキスプローラーを挿入する
2.遠心隣接面に向かってエキスプローラーを回転させながら進める
※エキスプローラーの先端を進行方向に向けることで患者さんに痛みを与えるリスクを減らすことができる
3.歯面にエキスプローラーの先端1〜2mmの作業部を密着させ、回転運動をしながら探知する
4.遠心の探知を終えたらエキスプローラーの先端を近心方向へ向ける
5.遠心隅角に作業部を密着させ、近心方向へ進める
・基本は“遠心隅角→遠心隣接面→遠心隅角→近心隣接面”へと進める
<右下前歯部の基本操作>
・基本は遠心の探知後に近心の探知を行うが、右下前歯部は“近心の探知から始めてもOK -
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動画で学べる 歯科衛生士のための学習動画・効率よくエキスプローリングを行うためのトレーニング
・右下1のトレーニング
【おさらい】
<効率よくエキスプローリングを行うために>
・トレーニングが必要
・まずは縁上から行うー模型や健康な口腔内のスタッフでもトレーニングが可能
<右下1のトレーニング>
・術者ポジション:12時
・口唇排除:左手で口唇をしっかり排除し視野を確保する
・エキスプローラーの持ち方:基本の持ち方(中指の位置に注意)
・レスト:上口唇(右手の中指と薬指を揃えた状態で)
・エキスプローラーを持つ力加減:後ろから引かれた時にスーッと動く程の軽い力
1.近心隅角から挿入し、エキスプローラーを回転させながら近心隣接面へ
2.先端の向きを変え近心隅角から中央→遠心隣接面へ探知を行う -
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動画で学べる 歯科衛生士のための学習動画・右下前歯部のトレーニング
・右上前歯部のトレーニング
・エキスプローリングを活用しよう
【おさらい】
<右下前歯部のトレーニング>
・術者ポジション:12時
・口唇排除:左手で口唇をしっかり排除し視野を確保する
・エキスプローラーの持ち方:基本の持ち方(中指の位置に注意)
・レスト:上口唇(右手の中指と薬指を揃えた状態で)
・エキスプローラーを持つ力加減:後ろから引かれた時にスーッと動く程の軽い力
1.右下1の近心隅角から挿入し、エキスプローラーを回転させながら近心隣接面へ
2.先端の向きを変え近心隅角から中央→遠心隣接面へ探知を行う
3.同様に右下2、3の探知を行う
<右上前歯部のトレーニング>
・術者ポジション:10~11時
・口唇排除:左手で口唇をしっかり排除し視野を確保する
・エキスプローラーの持ち方:基本の持ち方より少し短め(中指の位置に注意)
・レスト:下口唇(右手の中指と薬指を揃えた状態で)
・エキスプローラーを持つ力加減:後ろから引かれた時にスーッと動く程の軽い力
1.右上1の近心隅角から挿入し、エキスプローラーを回転させながら近心隣接面へ
2.先端の向きを変え近心隅角から中央→遠心隣接面へ探知を行う
3.同様に右上2、3の探知を行う
(右上3の遠心はレストを少し遠くへ移動すると行いやすい)
※全ての部位に共通すること:エキスプローラーの先端が根面から離れないよう常に意識する
<エキスプローリングの活用>
・エキスプローリングの上達はSRPの上達につながる
・歯面、根面の凹凸を捉えられるように普段の診療中から意識する
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