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上顎犬歯を中心に考える 混合歯列期のパノラマの時期と埋伏歯の読影・対応のポイント (全1回)

本講演では、患者を健全な永久歯列へと導くために、永久歯の萌出にまつわる様々な問題について、検査・診断・治療の気になるポイントを明示していただきました。

  • 上顎犬歯を中心に考える 混合歯列期のパノラマの時期と埋伏歯の読影・対応のポイント 87:25

    混合歯列期の子供たちにおける様々な症例を基に、埋伏歯の診断と治療の重要ポイントについて解説いただきました。

    特に注目すべきは9歳7ヶ月の女児の症例です。
    このケースでは、右上2番の傾斜が見られ、パントモグラフィーを用いることで右上3番の位置異常が原因であることが明らかになりました。
    この症例から、単なる口腔内写真ではなく、適切な画像診断の重要性を学ぶことができます。

    また、右上2.3番が未萌出の男児の例では、レントゲン写真が歯牙腫が原因であることを示しており、埋伏歯の原因を正確に診断するための画像診断の役割が強調されています。
    さらに、親知らずや上顎犬歯の埋伏について、女性に多い原因やその診断方法についても詳しく説明されています。

    埋伏犬歯の診断にはCBCTが大変有効です。
    そしてパノラマ撮影でも、犬歯の位置が頬側か口蓋側かを判断できることを説明してくださいました。
    さらに、萌出遅延の判断基準や、特定の年齢で犬歯の膨隆を感知できない場合の対応策、咬翼法によるデンタルチェックの重要性にも触れています。

    セミナーでは、パノラマ撮影のタイミングに関しても重要な指摘があり、月星歯科の臨床データを基に、小学校4年生6年生の時期の撮影が重要であることを示しています。
    また、上顎犬歯以外の埋伏歯、特に中切歯についても触れ、順生と逆性の違いやそれに伴う治療方針の違いについても学べます。

    埋伏犬歯の治療において、セクター分類を参考にすることで乳犬歯の抜去後の自然な萌出の可能性や、埋伏犬歯の尖頭の位置と角度を考慮した治療方針が重要となります。
    抜去が必要な場合の治療戦略や保隙の必要性、患者への説明の重要性についても深く掘り下げてくださいました。

    本講義は、混合歯列期の子供たちの診断と治療に関わる歯科医師にとって、臨床的な洞察力と知識を深めるための貴重な機会を提供しています。
    埋伏歯の診断や治療に関する知見を、ぜひ深めてください。

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