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2016年12月26日(月) 公開
プロービングの基本操作について解説した動画です。
新人教育や医院内勉強会でも活用できるプローブの操作方法のポイントなどを
動画を通じて学ぶことが出来ます。
①プローブの持ち方と固定
②プロービング圧
③操作方法(ウォーキングプローブ)
④測定部位(記録部位)
⑤操作における3つのポイント
歯周初期治療における歯肉縁下の状態を術前、術後、メインテナンスなどの継時的な変化を調べることを目的としています。
プロービングでは7つの情報を得られます。
①歯周ポケットの深さ・形態
②歯周組織の抵抗力・炎症の存在
③歯肉の質、形態
④歯根の形態(歯根の湾曲や 根面のグルーブ)
⑤歯肉縁下プラーク、歯肉縁下歯石の有無と程度
⑥アタッチメントレベル
⑦根分岐部病変の有無と程度
プローブの持ち方は執筆上変法で力を入れず、軽く把持をします。
固定をしっかりととり、先端からの感触を捉えていきます。
固定には3種類の方法があります。
①術歯の近く
術歯の臨在歯に固定をとる方法
②対合歯固定
測定箇所の対合に固定をとる方法
・下顎の場合は、上顎へ固定をとります
・上顎の場合は、下顎へ固定をとります
③対角固定
測定をする部位の反対側に固定をとる方法
歯軸や歯根形態に合わせて、固定点の位置を移動させて測定していきます。
プロービング圧は20~25gが基本的な圧力です。
指の腹に当てた時に、貧血帯がでるが、痛みをともわない程度が20~25gと言われています。
歯肉の形態や炎症の程度によっては、圧を加減する必要があります。
また、プローブの先端の直径が小さいほど、圧力が強くかかります。
大きいほど、圧力は弱くなるため、圧の加減が必要です。
プローブの先端の直径が0.4mmの場合、20~25gの圧力が基本と言われています。
ウォーキングプローブは、プローブの先端を根面に沿わせ、1-2mmの間隔で上下に動かしながら操作を行う方法です。
歯を全周することで、ポケットの形態を把握できる操作方法です。
ポケットの内で操作を行い、全周を測定していく。その時に、プローブがポケット内から出ないように操作をしていくのがポイントです。
4点法では、頬側近心、頬側中央、頬側遠心、舌側中央を測定し、記録します。
6点法では、頬側近心、頬側中央、頬側遠心、舌側近心、舌側中央、舌側遠心を測定し、記録します。
ポイント1.プローブの種類を統一する
初診時に測定した数値と再評価時に測定した数値が明らかに違う場合や、測定する人によって数値が異なる場合は、使用しているプローブの種類が違うことがあります。
医院にあるプローブを確認し、種類を統一することがポイントです。
一人の患者さんに対しては、同じプローブを使うようにする。
ポイント2.歯軸に平行に操作をする
適正な方向で挿入するためには、歯の形態を意識して挿入を行います。
歯軸に対して、角度がつきすぎている場合は、数値を浅く測ってしまう場合があります。
また、歯肉を傷つけてしまうこともありますので、歯の形態を確認しておきましょう。
ポイント3.隣接面は咬頭から中央へ向けて操作する
プローブの傾斜角度を意識して操作を行いましょう。
よくありがちなのは、歯科衛生士によって隣接面の数値が異なることです。
隣接面では、遠心の咬頭から中央に向けて測定をすることを統一しましょう。
遠心の咬頭よりも傾斜している場合は、数値を深く測ってしまう場合もありますので、医院でも統一しておくことをお勧めします。
1.ウォーキングプローブは形態確認
ウォーキングプローブは、歯を全周することで歯周ポケットの形態を把握する診査を目的に行います。
2.記録には、ポイント法を用いる
記録をする場合は、4点法、または6点法の部位で記録を行います。
3.アタッチメントレベル
アタッチメントレベルも一緒に計算しておきましょう。
アタッチメントレベルは、セメントエナメル境(CEJ)からポケット底部の数値で、
歯周病の進行の程度や初期治療の評価に用います。
アタッチメントレベル(AL)は絶対的な数値であり、
プロービングデプス(PD)は相対的な数値です。歯肉が下がれば、数値は浅くなります。歯周病の進行の程度にはアタッチメントレベルも一緒に計算しておくことが大切です。
DHマネジメント協会 公式サイト
新人教育や医院内勉強会でも活用できるプローブの操作方法のポイントなどを
動画を通じて学ぶことが出来ます。
動画内容
①プローブの持ち方と固定
②プロービング圧
③操作方法(ウォーキングプローブ)
④測定部位(記録部位)
⑤操作における3つのポイント
詳細
プロービングの目的
歯周初期治療における歯肉縁下の状態を術前、術後、メインテナンスなどの継時的な変化を調べることを目的としています。
プロービングで得られる7つの情報
プロービングでは7つの情報を得られます。
①歯周ポケットの深さ・形態
②歯周組織の抵抗力・炎症の存在
③歯肉の質、形態
④歯根の形態(歯根の湾曲や 根面のグルーブ)
⑤歯肉縁下プラーク、歯肉縁下歯石の有無と程度
⑥アタッチメントレベル
⑦根分岐部病変の有無と程度
1プローブの持ち方と固定方法
1-1執筆上変法
プローブの持ち方は執筆上変法で力を入れず、軽く把持をします。
固定をしっかりととり、先端からの感触を捉えていきます。
1-2固定の取り方
固定には3種類の方法があります。
①術歯の近く
術歯の臨在歯に固定をとる方法
②対合歯固定
測定箇所の対合に固定をとる方法
・下顎の場合は、上顎へ固定をとります
・上顎の場合は、下顎へ固定をとります
③対角固定
測定をする部位の反対側に固定をとる方法
1-3操作の基本
歯軸や歯根形態に合わせて、固定点の位置を移動させて測定していきます。
2プロービング圧
プロービング圧は20~25gが基本的な圧力です。
指の腹に当てた時に、貧血帯がでるが、痛みをともわない程度が20~25gと言われています。
歯肉の形態や炎症の程度によっては、圧を加減する必要があります。
また、プローブの先端の直径が小さいほど、圧力が強くかかります。
大きいほど、圧力は弱くなるため、圧の加減が必要です。
プローブの先端の直径が0.4mmの場合、20~25gの圧力が基本と言われています。
3操作方法(ウォーキングプローブ)
3-1動かし方
ウォーキングプローブは、プローブの先端を根面に沿わせ、1-2mmの間隔で上下に動かしながら操作を行う方法です。
歯を全周することで、ポケットの形態を把握できる操作方法です。
ポケットの内で操作を行い、全周を測定していく。その時に、プローブがポケット内から出ないように操作をしていくのがポイントです。
4測定部位(記録部位)について
4-14点法
4点法では、頬側近心、頬側中央、頬側遠心、舌側中央を測定し、記録します。
4-26点法
6点法では、頬側近心、頬側中央、頬側遠心、舌側近心、舌側中央、舌側遠心を測定し、記録します。
5操作における3つのポイント
ポイント1.プローブの種類を統一する
初診時に測定した数値と再評価時に測定した数値が明らかに違う場合や、測定する人によって数値が異なる場合は、使用しているプローブの種類が違うことがあります。
医院にあるプローブを確認し、種類を統一することがポイントです。
一人の患者さんに対しては、同じプローブを使うようにする。
ポイント2.歯軸に平行に操作をする
適正な方向で挿入するためには、歯の形態を意識して挿入を行います。
歯軸に対して、角度がつきすぎている場合は、数値を浅く測ってしまう場合があります。
また、歯肉を傷つけてしまうこともありますので、歯の形態を確認しておきましょう。
ポイント3.隣接面は咬頭から中央へ向けて操作する
プローブの傾斜角度を意識して操作を行いましょう。
よくありがちなのは、歯科衛生士によって隣接面の数値が異なることです。
隣接面では、遠心の咬頭から中央に向けて測定をすることを統一しましょう。
遠心の咬頭よりも傾斜している場合は、数値を深く測ってしまう場合もありますので、医院でも統一しておくことをお勧めします。
まとめ
1.ウォーキングプローブは形態確認
ウォーキングプローブは、歯を全周することで歯周ポケットの形態を把握する診査を目的に行います。
2.記録には、ポイント法を用いる
記録をする場合は、4点法、または6点法の部位で記録を行います。
3.アタッチメントレベル
アタッチメントレベルも一緒に計算しておきましょう。
アタッチメントレベルは、セメントエナメル境(CEJ)からポケット底部の数値で、
歯周病の進行の程度や初期治療の評価に用います。
アタッチメントレベル(AL)は絶対的な数値であり、
プロービングデプス(PD)は相対的な数値です。歯肉が下がれば、数値は浅くなります。歯周病の進行の程度にはアタッチメントレベルも一緒に計算しておくことが大切です。
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