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2016年8月3日(水) 公開
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朝日新聞出版

歯周病学会・臨床歯周病学会、初の公式本出版記念講演会を開催



 日本歯周病学会と日本臨床歯周病学会の初の公式本『日本人はこうして歯を失っていく――専門医が教える歯周病の怖さと正しい治し方』(朝日新聞出版)の出版を記念して、7月30日(土)、講演会「専門医に学ぶ『一生自分の歯で生きる』~全身の健康は口元から~」が開催された。
 
 講演会は2部構成で、第1部では日本歯周病学会理事長の泉水雄一先生の司会のもと、小方頼昌先生(日本大学松戸歯学部歯周治療学講座教授)が「生涯自分の歯で噛むために」と題して、歯周病の原因や検査方法や治療方法などについて、動画もまじえながら紹介。
 第2部では、日本臨床歯周病学会理事長の二階堂雅彦先生の司会のもと、若林健史先生(若林歯科医院院長)が「歯周病ってどうすれば治るの?」をテーマに、全身の健康、アンチエイジングとのかかわりもまじえて解説した。

 この日、会場となった東京医科歯科大学M&Dタワー講堂に集まったのは400人超。すでに歯周病にかかっていて最新の治療法や手術について知りたいという人、まだ歯周病ではないものの予防法を知りたいという人など、歯周病に関心の高い人が集まり、講演後のQ&Aコーナーでは会場から多くの質問が寄せられた。
「値段がさまざまな歯ブラシが売られているなかでどんなものを選べばいいのか?」という質問では、小方先生が「おすすめは、歯の表面を磨くにはストレートカットで普通の硬さのものを、歯と歯の間などのすき間を磨くときには毛先が細くやわらかめのものを使うといいでしょう」と回答。
「歯周病ケアはいつからはじめればいいですか?」という質問を受けた若林先生は「本来は歯が生えだしたころから習慣づけをすべき。歯ブラシを口の中に入れるという行為を少しずつ慣らしていくといいと思う」と、歯周病は加齢とともに増えていくものの、その予防に早すぎることはないとアドバイスを送った。

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