”1枚のデンタルX線写真を見れば医院の実力がわかる”
それほどにデンタルX線写真は歯科臨床の根幹をなすものです。
パノラマX線写真でも大まかなことはわかります。
しかしそれはスクリーニングレベルのものであり、1歯単位の正しい診断のためにはデンタルX線写真は欠かせません。
デンタルX線写真の撮影は意外に難しいものです。
ただ撮れていれば良いと思えば、難しさは感じないかもしれません。
しかし、毎回同じ角度、方向で必要な組織を全て写すような撮影、しかもそれを何年経過しても続けるのは意外に難しいはずです。
まずその基本となるポジショニングとコツを知る必要があります。
毎回同じ角度、方向で撮影するのはなぜでしょうか?
デンタルX線写真の他の撮影法にない優位性、それは”定点観測”です。
つまり、較べることで初めて気づく・わかる病態はたくさんあります。
歯科疾患は慢性疾患であり、元に戻すことが難しい疾患であるため、病態を抱えたまま経過観察することが基本になります。
ある一時点での病態の本質は、経時的な変化をみなければ知ることはできません。
そのためにも、まずはデンタルX線写真の位置付けを知る必要があります。
しかしこれは、大学教育でも卒後教育でもあまり重要視されておらず、知る機会はあまり多くありません。
ポジショニングとコツ、練習は必要ですが、一度覚えてしまえば必ず上達し、その後の臨床の支えとなることでしょう。
卒直後の若い先生から、医院のシステムを構築したい中堅の先生、もう一度基本の復習をしたいと考えるベテランの先生まで、明日からの臨床に活かせる内容となっておりますのでぜひご覧ください。
*2022年6月15日にLIVE配信されたクリニカルカンファレンスの講演内容です。
エピソード
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簡単なようでとても奥の深いデンタルX線写真撮影。重要なポイントを丁寧に解説されている今回の講義を見ることで、自信を持って撮影に臨めるようになるでしょう。再生する
再生時間 95:47
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