超高齢社会に突入した現在では普段の歯科治療はもちろん、それと同じくらいに「口腔機能」が注目されています。特に口腔機能低下症は新たに保険診療が可能になり、重要性が増してきています。
オーラルフレイルには4つのレベルがあります。
第1レベルは「口の健康へのリテラシーの低下」です。
この状態を無視し続けると全身のフレイル第一歩となります。
フレイルは虚弱を意味し、要介護状態と健康な状態の境目にある状態です。
オーラルフレイルやフレイルが疑われる患者様に対してはポピュレーションアプローチによって予防することが可能です。
第2レベルは「口の中の些細なトラブル」です。
これに対しても地域レベルでの介入を適切に行うことで進行を妨げることができます。
第3レベルは、「口の機能の低下」です。
具体的には、口腔内の乾燥や機能の低下により、最終的には低栄養やサルコペニアに繋がっていきます。
サルコペニアは骨格筋量の低下に伴う筋力の減少を意味します。
この状態を放置すると第4レベル「食べる機能の障害」が生じ、要介護状態へと近づきます。
この段階まで進行してしまうと、医師、歯科医師などの専門的な介入が必要になります。
特に歯科診療では、口腔機能スクリーニングを行い、オーラルフレイルのレベル1,2の患者様に適切に対応する必要があります。
口腔機能低下症は7つの項目によって診査・診断を行うことが可能です。
具体的には口腔衛生状態、咬合力、舌圧などを診査していきます。
実際のやり方について、動画を用いたデモにてご解説をいただきます。
歯数の減少は補綴診療が介入するだけでなく、口腔機能低下症をスクリーニングするチャンスでもあります。
本動画をご覧いただくことで、そのような患者さんに対して、どのように口腔機能低下症を「診ていくか」が学べます。
この機会に、スタッフと共有し、オーラルフレイルをチームとして予防していきましょう。
エピソード
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プレミアム補綴医の視点からの口腔機能低下症へのアプローチ現在の日本では「口腔機能低下症」が重要なトピックです。フレイルに直結するこの疾患はスクリーニングと適切なアプローチによって予防が可能です。 日々の診療に一工夫加え、新たに診療の幅を見出してみましょう。再生する
再生時間 55:18
レビュー
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