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- 00:00 〜 日本の現状と歯科医療の需要の変化
- 04:21 〜 健康寿命の延伸に歯科医師ができることとは?
- 08:31 〜 健康な口腔を持つ高齢者の共通点
- 10:55 〜 オーラルフレイルとは?
- 17:18 〜 オーラルフレイルの4Step
- 24:35 〜 口腔機能低下症の診査項目
- 32:35 〜 口腔機能低下症の診査を日々の臨床に取り入れるには?
- 35:58 〜 口腔機能の維持には義歯が重要!
- 39:43 〜 症例から考える口腔機能低下症①~義歯の重要性~
- 43:23 〜 症例から考える口腔機能低下症②~数値化、可視化の重要性~
- 46:17 〜 症例から考える口腔機能③~インプラント治療の問題点~
- 49:41 〜 まとめ~これからの歯科医療に求められることとは~
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超高齢社会に突入した現在では普段の歯科治療はもちろん、それと同じくらいに「口腔機能」が注目されています。
特に口腔機能低下症は新たに保険診療が可能になり、重要性が増してきています。
口腔の果たす役割は「話す」「食べる」など様々です。
健康な歯を失うことは「オーラルフレイル」に直結します。
オーラルフレイルは口腔機能の衰えであり、これによって心身の機能低下であるフレイルが生じるとされています。
オーラルフレイルは予防可能です。
具体的には、バランスのとれた食事やかかりつけ歯科医院を持つことが予防には重要されています。
オーラルフレイルには4つのレベルがあります。
最初のレベルは口の健康へのリテラシーの低下です。
この状態を無視し続けると全身のフレイル第一歩となります。
フレイルは虚弱を意味し、要介護状態と健康な状態の境目にある状態です。
オーラルフレイルやフレイルが疑われる患者様に対してはポピュレーションアプローチによって予防することが可能です。
第2レベルではお口の中の些細なトラブルです。
これに対しても地域レベルでの介入を適切に行うことで進行を妨げることができます。
第3段階では、サルコペニアに気を付けなければなりません。
サルコペニアは骨格筋量の低下に伴う筋力の減少を意味します。
この状態を放置すると食事機能障害が生じ、要介護状態へと近づきます。
この段階まで進行してしまうと、医師、歯科医師などの専門的な介入が必要になります。
特に歯科診療では、口腔機能スクリーニングを行い、オーラルフレイルのレベル1,2の患者様に適切に対応する必要があります。
口腔機能低下症は7つの項目によって診査・診断を行うことが可能です。
具体的には口腔衛生状態、咬合力、舌圧などを診査していきます。
口腔機能低下症の診査を診療に取り入れるにはコミュニケーションが欠かせません。
また、診療スタッフとの情報共有を行うことも重要となってきます。
患者様だけでなく、スタッフについても十分に教育を行うことで、オーラルフレイルをチームとして予防していきましょう。
患者様に対しての動機づけでは「数値化」と「可視化」です。
これによって現状を把握させつつ適切にアプローチすることが容易になります。
歯数の減少は補綴診療が介入するだけでなく、口腔機能低下症をスクリーニングするチャンスでもあります。
口腔機能低下症は歯科医師が取り組まなければならない疾患です。
ぜひこれを機に深く学んで、取り組んでみましょう!
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