歯周組織との調和と審美に配慮した補綴治療│14th STEP ANNUAL MEETING with R & PABC 特別講演
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- 00:20 〜 自己紹介とイントロダクション
- 01:38 〜 New Style Dentistory with Young GENERATIONS
- 05:24 〜 歯科のNAS(ネットワークHDD)
- 06:30 〜 目次
- 09:19 〜 理想的咬合論と理想的咬合面形態
- 10:56 〜 理想的咬合
- 12:42 〜 生理的咬合
- 12:58 〜 治療的咬合
- 14:17 〜 重度歯周病治療と大型の欠損を改善した症例
- 19:36 〜 歯周治療を成功させるために必要な咬合力のコントロールとは?
- 21:06 〜 歯周病患者における咬合治療、矯正治療の治療戦略
- 21:21 〜 変位した咬合を歯周治療、矯正治療で改善した症例
- 31:43 〜 歯周組織に調和した審美補綴の治療戦略
- 31:55 〜 症例
- 36:00 〜 補綴臨床におけるIOSの応用
- 36:35 〜 IOSによる前歯部インプラント補綴治療
- 37:09 〜 IOSによる前歯部インプラントを施術した症例
- 40:53 〜 MTMから抜歯後骨造成してインプラントを施術した症例
- 43:08 〜 歯科技工士によるIOS使用して前歯部インプラント上部構造の製作
- 45:39 〜 抜歯即時埋入荷重インプラント
- 45:47 〜 IOSでサージカルガイドとプロビジョナルを作成した抜歯即時埋入荷重インプラント症例
- 46:31 〜 Snergy Linkによるサージカルガイドとプロビジョナルレストレーションの製作
- 50:49 〜 IOSを応用した全額的補綴治療
- 51:01 〜 IOSによる天然歯の全額補綴症例
- 54:02 〜 天然歯の全顎的補綴の流れ
- 1:02:26 〜 まとめ
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STEPは田中秀樹先生を主宰に、福岡を拠点に歯科医療に対して同じ志と情熱を持っている歯科医師、歯科技工士が集まって作られたスタディグループです。
福岡のスタディグループ STEP公式HP【告知】
2023年11月12日(日)9:45〜16:00
15th STEP ANNUAL MEETING with R & PABC Trends & Future direction -基本治療を踏まえた未来の歯科臨床を探る-包括的な治療には、歯周治療と矯正が主流になってきてる現在、咬合論が欠かせません。
まずは基礎の咬合論、理想的咬合・生理的咬合・治療的咬合を勉強していきましょう。
理想的咬合は歯列と顎顔面が調和し機能的咬合力が作用できる咬合。
生理的咬合は理想的ではないが生理的に安定していて病的兆候がない咬合。
治療的咬合は補綴歯科治療において新たに構築する咬合で必ずしも理想的咬合と歯限らず、
患者様が快適で満足していることが重要です。
その中でも注目すべきはスピルウェイの確保で、咀嚼された食塊が咬合面の裂溝を通り頬舌側に送り出されることです。
咬合を意識した治療症例を見ても、長期安定予後には歯周治療も必要ですが、安定した咬合が重要だと理解できるはずです。
では、歯周治療と矯正治療も視野に入れた咬合治療を見ていきましょう。
最初の症例は、32歳女性、右上臼歯部の違和感と他院で4本抜歯を勧められて来院されました。
顔貌・咬合・歯周疾患を調べて、歯周治療(再生治療含む)と並行して矯正治療を開始、患者様に毎日の体幹とお口のストレッチをお願いし改善しました。
成人矯正にはいくつかの注意点があるので、留意してください。
次に、歯周組織に調和した審美補綴の治療戦略についてみていきましょう。
症例は矯正治療後のブラックトライアングルが主訴の患者様に、歯周形成外科と並行して補綴治療を施術しています。
クリニックの技工士さんと、術者と患者様と三人で補綴を診ながら行えます。
審美性は患者様の要望を極力叶えてあげることだと思います。
続いてIOSの活用を見ていきましょう。
最初の症例は、前歯部インプラントをIOSを活用することで、シンプルに施術した症例です。
2症例目は前歯部のMTMと前歯部抜歯、骨造成からのインプラント症例です。
歯科技工士さんがIOSを駆使して、天然歯とほぼ変わらない上部構造を披露されています。
3症例目は抜歯即時埋入荷重インプラントを、IOSとSynergy Link(ストローマン)を使用して、サージカルガイドからプロビジョナルレストレーションまで一気に製作している圧巻の症例です。
どの症例もIOSを使用することで、患者様も術者も技工士さんも楽に治療を進めることができ、
補綴もとても良好な結果を得ることができています。
最後はIOSの天然歯に対する治療法ですが、最後の難症例を見ていただくとわかるように、ひと工夫が成功のカギとなっています。
プロビジョナルレストレーション1回目で咬合を安定させ、1stプロビを一部装着した状態で咬合させて、2ndプロビを製作、最終補綴物のデザインをPMMAにて一度口腔内に試適し調整しておいてダブルスキャンすることで、ファイナルの調整を最小限に抑えることができます。
まとめますと、歯周・補綴治療における必要な条件として、補綴物の組織的な調和と、咬合の安定、咬合力のコントロールが挙げられますが、何より患者様の満足度が重要なポイントです。
補綴治療に注がれる熱意が感じられるこのセミナーをぜひご視聴ください。
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