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東京大学口腔顎顔面外科が日頃取り組んでいる臨床と、研究を進めている新規医療或いは再生医療を導入した、新しい口腔顎顔面外科について、ご紹介いただきました。
口腔顎顔面領域は繊細な感覚器、口という消化管の玄関口、咀嚼や嚥下を司る運動器、人格の象徴である表情を作る審美臓器といった様々な側面があります。
当科において力を入れている治療の一つに口唇口蓋裂があります。
この疾患は口唇や上顎歯槽骨、口蓋に先天的に亀裂を生じる疾患です。
日本人では300〜500出生に1例で、先天性形態異常としては比較的頻度の高い疾患です。顔面は表情を作ることから人格の象徴ともいえる部分なので、ご本人やご家族、周囲の方の負担にもなっています。
顎関節症において、初期は認知行動療法や物理療法、運動療法、スプリント療法や薬剤療法など保存的治療が基本となりますが、変形性顎関節症で保存的治療に反応しない方に対して、当科では間葉系幹細胞投与を用いた治療で、良好な成績を収めています。
本コンテンツでは星和人先生に、口唇口蓋裂の年代別治療のポイントと術式、腸骨や再生軟骨を用いた口腔顎顔面領域の再生医療についてお話いただきました。
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