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- 00:00 ~ 自己紹介 EL会の紹介
- 01:39 ~ 抜歯基準について考えるきっかけになった症例
- 03:55 ~ Today's agenda
- 04:05 ~ Compromised toothとは
- 05:13 ~ 様々な抜歯基準(Gustavo AVILA 2009/Carlos E 2017)
- 08:03 ~ 症例1.根尖病変に対し再根管治療を行った症例
- 10:15 ~ 症例2.歯内歯周病変に対し根管治療を行った症例
- 14:22 ~ 症例3.進行した歯周病変に対し歯周組織再生療法を行った症例
- 17:56 ~ Compromised Toothにおける抜歯の意思決定
- 18:42 ~ まとめ
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▼Study Group "EL会"について
EL会はEnjoy Learningをコンセプトとした新しいスタディーグループです。卒業したての若手歯科医師・歯科衛生士からベテランまで『歯科治療を学ぶのが楽しい』という感覚を1人でも多くの方に持ってもらいたい!この思いから立ち上げました。
人と人とが出会い・新しいつながりをつくり・共に楽しく学んでいく、そんな空間を創っています。2024年からはさらに深い学びを共有するために、オンライン主体のEL PLUSを立ち上げました。世代も分野も流派も越えて、楽しく学んでいきましょう!
代表 川名部 大
松田きよら先生より複雑な症例における抜歯の判断基準や歯の保存における重要な考え方についてご講演いただきました。
松田先生は次世代のStudy Groupである「EL会」のCore Memberとして活躍中です。
まずは抜歯基準に関して、複数の論文を引用しながら、説明していただきます。
抜歯基準に従って抜歯を判断する場合、複数の要因を総合的に考慮する必要があります。
その場合は意思決定のためのデシジョンツリー(Gustavo AVILA 2009)を活用すると有効的です。
また、ディシジョンメイキング(Carlos E 2017)についてもご紹介いただいております。
抜歯基準や、予後を悪化させる因子などを総合的に診て検討する必要があることが述べられています。
では実際に、複合的な要因を抱えたCompromised tooth(欠陥歯)に対する具体的な症例解説を3ケース、ご解説いただきます。
・症例1.根尖病変に対し再根管治療を行った症例
・症例2.歯内歯周病変に対し根管治療を行った症例
・症例3.進行した歯周病変に対し歯周組織再生療法を行った症例
再根管治療やエンドペリオ病変に対する治療が挙げられており、それぞれの症例における詳細な診断と治療のプロセスを紹介しています。
また、抜歯基準に基づいた診断により、通常なら抜歯適用となる歯についても、術者の技術によって保存できる場合もあります。
治療の過程で歯を保存することで、欠損補綴が少なくなり後々の合併症が少なくなる可能性が高いことなど、患者さんにとって多くのメリットがあります。
ただし、Compromised toothにおいて最も重要なのは、治療はあくまで診断的・段階的なものであり、期待する結果が得られない場合があることを患者さんに十分に説明し理解してもらうこと、最終的に患者自身が意思決定を行うことだと松田先生はおっしゃいます。
術者は物学的要因以外の要因も十分に考慮しなにが真の患者利益であるかを追究することが大事です。
講演の終わりに、松田先生は目の前の患者一人ひとりに真摯に向き合い、可能な限り歯の保存を目指していきたい決意をお話しいただきました。
松田先生の丁寧な説明と具体的な症例解説を通じて、抜歯の判断や歯の保存に対する考え方が学べ、若手歯科医師にとって非常に参考になる内容です。
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