Sequelae in Permanent Incisors following the Traumatic Injury of their Predecessors
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本講演は英語での講演です。動画設定内「cc/subtitles」より「日本語」を選択いただくことで日本語字幕が表示できます。
国際外傷コングレス - 外傷・保存治療・歯髄温存・移植・デジタルの今を知る年1回行われる特定の診療領域に特化したプログラム「Doctorbook オンラインコングレス」の第4弾。
今回は、「外傷・保存治療・歯髄温存・歯牙移植・デジタル」をテーマに、最前線で活躍する先生方よりご講演いただきます。
歯の保存に特化した内容となっており、治療計画の立案能力の向上や、症例に応じた適切な治療法の選択眼を養うことができます。また、最新の治療トレンドやDXによる技術革新についての情報も得られる貴重な機会となっています。
講演動画は週1回のペースで公開いたしますので、ぜひご視聴ください。
講演一覧はこちら
※2024年7月12日~15日に開催されました「第22回国際外傷歯学会世界大会(WCDT2024)」の講演内容です。
共催:日本自家歯牙移植・外傷歯学研究会
小児期における歯の外傷は、乳歯列期においては1歳から3歳の間に多くみられます。
この時期に最も外傷を受けやすい部位は上顎乳中切歯です。乳歯の外傷では、一般的な後遺症の一つに後継永久歯の萌出障害(異所萌出も含む)があります。
これらの予後は治療手技の他に、患児、保護者および医療者との相互関係にも大きく依存します。
特に小児期の場合、未来院を防ぐという意味においても保護者の知識と関与の仕方が治療の成功において重要な要素となります。
しかしながら乳歯列期における外傷の好発年齢では、後継永久歯の萌出まで2,3年を要することがあり、保護者の方々は不本意にも忘れてしまいがちです。乳歯外傷後は急性期を経て後継永久歯萌出まで見届けることがゴールであることを我々医療者は保護者に対して注意喚起する必要があります。これには後継永久歯の萌出位置異常や形態異常、場合によっては矯正治療が必要となることについての情報提供も含まれます。
本講演の目的は乳歯外傷を原因とする永久歯萌出障害の早期発見と治療により不正咬合の悪化を防ぐことができることをお伝えすることです。
ご紹介する臨床症例として、乳歯外傷から約2年後に上顎中切歯が歯槽骨内を通常より口蓋側へ進んでいることを早期発見し対処した結果、前歯部交叉咬合を回避した症例を供覧します。
鍵となるのは、保護者に対して予後を左右する要因についていつ、どのように伝えるかです。
言い換えれば、保護者と医療者との事前の戦略的協力によってこうした乳歯外傷の後遺症の中の一つである後継永久歯萌出障害を回避・軽症化できる可能性があります。
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