視聴後アンケートにお寄せ頂いたご質問について、講師よりご回答いただきましたので以下に記載いたします。

Q.ありがとうございました。いろいろ種類がある中でおすすめを１つ教えていただき助かります。１つ心配な点は患者さんの胸の上にZOOを置くところです。特に女性は嫌がりそうですが、対策を教えていただきたいです。
ZOO自体はとても軽いものなので、患者様は何かを載せられているという感覚はほとんど無いと思います。そのためか、過去に嫌がられた経験は一度もありません。対策としては、フェイスタオルを4つ折りにして胸の上に置き、その上にZOOを置かせて頂くという方法が考えられます。お試し頂ければと思います。

近年の健康志向の高まりから、社会は歯科界に対しても「予知性の高い治療」の提供を求める傾向が強まっています。
自由診療で行われるオーバーレイの接着やマイクロエンド等のセミナーにおいては、予知性を高めるためにラバーダム防湿の重要性が非常に強調されています。
また、歯科医師過剰と人材不足により歯科医院の運営は年々困難になり、院長のストレスと苦労は増す一方です。夜遅くまで診療したり、矯正やインプラントや審美歯科といった専門性の強い分野に踏み込んだり、頻発する離職の欠員補充に苦慮したりと、心の休まる日が無いのが現実です。

今回は、ラバーダムよりはるかに簡便に使用でき、なおかつ汎用性の高い防湿装置、ZOOについて開発者兼ヘビーユーザーの目線から２つのトピックについてお話させて頂きます。

講演の前半はZOOの特徴や使用方法を完全にマスターして頂く事を主眼としており、ZOOを全く御存知でない先生にも、既にZOOをお使いになっておられる先生にも「目からうろこ」の役立つ内容になっております。
後半では、少々「風が吹けば桶屋が儲かる」的な話かも知れませんが、私自身が2016年からZOOを使ってワンオペ治療をするようにした結果、私の歯科医院における運営上の諸々の問題が自然に解消されていった経験と、そこから得た知見を共有させて頂きます。

今回の講演で、少しでも歯科界の社会的貢献度と社会的信頼が高まり、少しでも先生方の日々のストレスと苦労が軽減されればと願っております。
どうか最後までご視聴頂ければ幸いです。宜しくお願い致します。

本コンテンツで学べること
・接着歯科における防湿の重要性
・防湿装置ZOOの使用方法（完全マスター）
・ZOOを使ったワンオペ治療がもたらすもの

【受講料】
視聴無料セミナー

【講師名】
英保歯科 院長
英保裕和先生

【ご略歴】
1962年　兵庫県に生まれる
1987年　岡山大学歯学部 卒業
1991年　岡山大学大学院歯学研究科 修了
1995年　三田市にて開業
【元】
岡山大学歯学部　臨床講師
【現在】
松本歯科大学　臨床講師
日本口腔インプラント学会 専門医・代議員
日本接着歯学会 専門医・代議員
日本顎咬合学会 指導医

【ご所属】
日本口腔インプラント学会
日本接着歯学会
日本顎咬合学会