エンド初心者のためのニッケルチタンファイル 〜明日からNiTiファイルで時短治療を目指そう〜
- 価格
- 16,500円〜(税込) (D+会員 14,850円〜(税込))
- 付与ポイント
- 1% (通常:150pt〜 D+会員:135pt〜)
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※2025年1月25日に開催されたハンズオンセミナーのオンデマンド動画です。
本オンデマンド動画購入者には、動画中に言及されている模型プレゼントはございません。あらかじめご了承ください。新日本橋で開業されている北條弘明先生を講師にお招きし、実践的な根管治療のハンズオンセミナーを開催しました。
特にニッケルチタンファイルの使用に不慣れな先生に向けて、基礎から実践までを網羅的に解説いただいています。
北條先生はマイクロスコープを使用した精密な治療を日常的に行っており、その経験に基づいた実践的なアドバイスが随所に盛り込まれています。
冒頭では、根管形成の基本的な目的について、歴史的な研究成果を交えながら解説があります。
1965年の著名な研究を引用しながら、無菌ラットと通常飼育されたラットの比較実験から、根管内の細菌感染の重要性について説明しています。
根管系の複雑な解剖学的構造を示しながら、単なる機械的な形成だけでは不十分であり、次亜塩素酸ナトリウムなどによる適切な洗浄との組み合わせが必要不可欠であることをお話しいただいています。
実技パートでは、透明な根管模型を使用しながら、作業長の決定から根管上部の拡大、そして段階的な形成まで、具体的な手順を丁寧に解説しています。
特筆すべきは、従来のステンレスファイルと比較しながら、ニッケルチタンファイルの特徴や利点を説明している点です。
ニッケルチタンファイルの特徴である柔軟性や形状記憶性について、実際にファイルを曲げて示しながら説明し、オートクレープでの滅菌後に元の形状に戻ることも実演しています。
また、ファイルの破折を防ぐための具体的なコツや、使用回数の管理方法についても詳しく説明されています。
臨床で特に重要となるのが、MB2(近心頬側第二根管)の探索方法です。北條先生は、文献的には20-50%の出現率とされているMB2が、実際の臨床では7-8割程度の頻度で見られると指摘します。
自身の臨床経験から、MB2の見落としを防ぐためのポイントを、根管口の位置関係や探索手順を具体的に示しながら解説しています。
また、メチレンブルーによる染色や、イスムスの確認方法など、実践的なテクニックも紹介されています。
湾曲根管への対応も重要なテーマとして取り上げられています。
特に下顎大臼歯の遠心根に見られるRadix entomolaris(昆虫の触覚のように湾曲した根管)への対応方法について、実際の症例写真を示しながら詳しく解説しています。このような複雑な根管形態に対しては、術前のレントゲン診査の重要性や、必要に応じてCTを活用することの意義についても言及されています。
セミナーの後半では、最新の器材であるオリフィスオープナーの使用方法や、従来のゲーツドリルとの使い分けについて実践的な説明があります。
特に、根管上部の拡大における時間効率の改善について、従来の方法(プレゲーツ)と新しい方法を比較しながら、それぞれのメリット・デメリットを解説しています。
また、根管形成の基本原則として、作業長の管理や拡大号数の選択についても、具体的な数値を示しながら詳しく説明されています。
技術的な内容だけでなく、臨床現場での実践的な判断についても多くのアドバイスをいただいています。
例えば、根管の拡大号数については、単に文献的な推奨値を示すだけでなく、症例に応じた柔軟な対応が必要とされます。
35号以上の拡大については、根管状部の拡大が適切に行えているかどうかが重要であり、単に先端部の号数だけにとらわれないよう指導しています。
質疑応答のセッションでは、参加者から実践的な質問が多く寄せられました。
特にトライオートを使用した際の作業長の管理や、ニッケルチタンファイルの挿入が困難な場合の対処法など、日常臨床で直面する具体的な課題について、講師は自身の経験を交えながら丁寧に回答しています。
これらの質疑応答を通じて、理論的な理解だけでなく、実際の臨床での応用方法がより明確になっています。
本セミナーは、理論的な説明と実践的なデモンストレーションが満載で、臨床現場での具体的な状況を想定しながら説明を行っており、明日からの診療にすぐに活かせる実用的な内容となっています。
特に、根管治療における基本的な原則を踏まえながら、最新の器材や技術をどのように活用していくべきかという観点から、バランスの取れたレクチャーが行われました。
根管治療の成功には適切な器具の選択と使用方法、正確な作業長の管理、そして何より十分な洗浄が重要です。
これらの要素を適切に組み合わせることで、より予知性の高い根管治療が可能になることが示唆されており、明日からの臨床に直接活かせる実践的な内容となっています。
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