VPTの成功に不可欠な3つのステップを、豊富な臨床例と共に解説する充実のセミナーです。

講師は、九州歯科大学を卒業後、熊本の伊東歯科口腔病院で実践的な研鑽を積み、開業後は、KDM（熊本デンティストミーティング）で、歯科医師としてさらなる向上に努めています。

VPTに関しては泉英之先生から多くのご指導をいただき、その知識と経験を講演内容に活かされています。

本セミナーでは、VPTを成功に導くための重要ポイントとして、以下の3つのステップを詳しく解説します：

診査・診断：歯髄の生活力を正確に診断するためのチェックシート活用法
処置決定：非選択的う蝕除去か選択的う蝕除去かの判断基準
処置実施：マイクロスコープを用いた的確な歯髄診断と処置方法

各ステップについて、実際の臨床例を豊富に交えながら、具体的な手技や判断基準を詳しく解説します。特に、マイクロスコープによる歯髄の観察を通して、出血の状態、歯髄と象牙質の連続性など、重要な診断要素を確実に評価する方法を学ぶことができます。

さらに、講師自身が臨床で直面した課題とその解決方法についても、具体例を交えてご共有いただきました。

・出血のコントロール方法（少ない場合、止まらない場合の対応）
・MTAセメントの適切な硬化確認と使用テクニック
・接着操作の確実性を高めるためのポイント
・最終修復の選択基準（直接修復かクラウンか）

本セミナーは、明日からの臨床に直接活かせる実践的な内容となっています。特に、歯髄保存に関心のある歯科医師、より確実なVPTを目指す臨床家にとって、貴重な学びの機会となることでしょう。