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2025年2月19日(水) 公開

備えよう災害歯科―震災の教訓から学ぶ人々の絆とちいきの未来―|9th Greater Nagoya Dental Meeting

    • 00:00 ~ 自己紹介
    • 01:42 ~ プロローグ 災害大国ニッポン
    • 05:45 ~ 災害がおこったらどうなる? 東日本大震災を経験して
    • 16:10 ~ 家族、スタッフ、患者さんを守る 災害への備え
    • 24:05 ~ 能登半島地震、能登豪雨 この一年の記録
    • 44:15 ~ エピローグ 人々の絆と地域の未来
    • 51:28 ~ まとめ
  • *2025年1月19日に開催された「9th Greater Nagoya Dental Meeting」の講演内容です。

    Greater Nagoya Dental Meeting は「名古屋から世界へ」のスローガンを掲げ、2017年から始まりました。
    2025年1月19日に開催された「9th Greater Nagoya Dental Meeting」は、大変な盛会となりました。
    次回は2026年1月の開催予定となります。皆さまのご参加をお待ちしております。
    HPはこちら


    ※7:00~16:30まで地震災害の生々しい映像・写真が含まれており、視聴することで不安や恐怖を感じる方もいらっしゃるかもしれません。映像の視聴が難しいと感じられる方は、その箇所を飛ばしていただくか、一時的に画面から目を離していただくことをお勧めします。

    本講演は、石川県 白石歯科クリニック 院長である白石大祐先生による、災害時の歯科医療支援についての貴重な経験談です。
    講師の白石先生は2012年に仙台から石川県金沢市に戻り開業した経験を持ち、東日本大震災と2024年能登半島地震の両方を経験しています。特に東日本大震災時は研究者として仙台に在住しており、研究施設の被災や避難所生活など、被災者としての体験を持っています。

    講演では、まず日本の災害リスクについて解説し、地震大国である日本の特徴や、今後予測される南海トラフ地震などについて説明。続いて東日本大震災での実体験を基に、都市部での大地震発生時の具体的な状況や課題について詳述しています。
    特に印象的なのは、災害時の歯科医療の重要性についての指摘です。避難所での口腔ケア不足による誤嚥性肺炎のリスク増加や、災害関連死の予防における歯科衛生の重要性について、データを示しながら解説しています。

    2024年能登半島地震での支援活動についても詳しく紹介され、JDMATなどの災害医療支援チームの一員として活動した経験や、現地での具体的な支援活動の様子が語られています。特に、被災地での歯科医療支援の実際や、避難所での口腔ケアの重要性について、具体的な事例を交えながら説明されています。
    さらに、その後の豪雨災害による二次被害についても触れ、災害からの復興の困難さと、それでも前を向いて進もうとする地域の人々の強さについても言及しています。

    講演の最後では、災害支援において重要なのは結果だけでなくそこに至るプロセスであること、そして地域を愛し守ろうとする人々の絆の重要性について強調しています。また、実践的な内容として、歯科医院での災害への備えについても具体的なアドバイスがあり、診療室での具体的な対策から患者避難の手順まで、実用的な情報が提供されています。

    本講演は、単なる災害医療の技術的な側面だけでなく、被災者の心情や支援者としての心構え、そして地域社会の再生という広い視点から災害医療支援を考察した、示唆に富む内容となっています。

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