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2025年3月11日(火) 公開

Key toothの保存を軸にした欠損歯列への対応〜1口腔単位における1歯の重要性を考える〜

    • 00:14 〜 自己紹介
    • 02:30 〜 大村先生の臨床のモットー
    • 05:50 〜 本日の内容
    • 06:25 〜 Key toothとは?
    • 08:48 〜 参考症例
    • 12:07 〜 Key toothの保存によって歯列を守る
    • 13:40 〜 Key toothの保存を軸にした欠損歯列への対応~2case~
    • 14:04 〜 CASE1:限局型慢性歯周炎 StageⅣ GradeB
    • 16:25 〜 PROBLEM LISTS
    • 17:42 〜 TREATMENT PLAN
    • 19:44 〜 Key tooth の保存
    • 22:07 〜 治療経過
    • 24:18 〜 口腔内で動かない義歯
    • 27:29 〜 術後3年
    • 30:48 〜 まとめ
    • 31:23 〜 CASE2:広汎型慢性歯周炎 StageⅣ GradeC
    • 33:14 〜 広汎型慢性歯周炎
    • 34:22 〜 欠損歯列の評価
    • 37:13 〜 PROBLEM LISTS
    • 37:49 〜 TREATMENT PLAN
    • 38:45 〜 INITIAL TREATMENT
    • 42:37 〜 RE-EVALUATION
    • 47:34 〜 まとめ
    • 48:23 〜 総まとめ
    • 52:38 〜 講演会紹介
  • 大村星太先生に、残存歯をなるべく保存する欠損歯列への対応を解説いただきました。

    「Key tooth」とは、今後の欠損拡大防止に重要な歯、また補綴設計に重要な歯のことを指します。
    欠損形態は症例によって様々ですが、その欠損の既往→現状→欠損の進行予想を立てて、Key tooth を見極めて保存し、全顎的な補綴設計をする事が重要です。
    参考症例で具体的に説明がありますので、詳しくは動画をご確認ください。

    Key tooth の保存によって歯列を守るには、次の事を考慮して決定します。
    ・残存歯の歯列内配置(左右の対称性)
    ・受圧/加圧の関係性
    ・炎症や動揺のコントロールの可否、歯冠歯根比、フェルール等の1歯単位での保存の妥当性
    ここで、Key tooth の状態が良くない時にどうするかがポイントとなります。

    そこで臨床症例から、Key tooth保存の重要性を学んでいきます。

    1ケース目は62歳女性の専業主婦、左下の歯が欠け、入れ歯がすり減っていることを主訴に来院されました。
    主訴やご家庭の状況、口腔内写真、デンタル、歯周基本検査の結果を見て、先生方はどの歯がKey tooth だと思われましたか?
    口腔内の現状だけでなく患者様のご希望も踏まえて、Key tooth を保存、欠損部を義歯で対応していくことになりました。
    義歯では支台歯の生存率を不安に思う先生もいらっしゃるかと思いますが、リジットな設計次第で95%の生存率があります。
    Key tooth の歯周再生治療とその予後、今後を見据えた義歯の設計、その後の再治療を動画で確認しましょう。

    2ケース目は67歳女性、建設会社勤務、左上の歯から血が出てくる事を主訴に来院されました。
    広汎型慢性歯周炎は、ペリオコントロール、抜歯基準・動揺歯の固定方法・咬合と欠損歯列への対応等、多岐にわたる治療の幅があり、また患者様の歯に対する意識も要になり、かなり難しい症例です。
    短期的な定期検診で惰性になってしまいがちなこの症例、先生方はどう治療なさいますか?
    本講義では、かなり厳しい条件のKey toothを、歯周外科治療から思いきった補綴設計にした治療法を解説しています。
    ぜひ動画でご確認ください。

    まとめでは、Key tooth の意義や重要性、1口腔単位 ↔1歯の関係で様々な保存の仕方があることをまとめています。
    何より、患者様と術者(歯科医師、歯科衛生士、歯科技工士等)チームで歯を守ることが大切です。

    若手敏腕歯科医師の熱い治療を、ぜひご視聴下さい!

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