Doctorbook academy

    • 00:00 〜 Introduction
    • 00:53 〜 症例1~前歯部圧下に伴う矯正治療との連携~
    • 12:00 〜 症例2~咬耗が著しい症例に対する前歯部の圧下~
    • 28:00 〜 伝法先生の考える矯正治療に重要なこと
    • 28:58 〜 症例~土屋先生のディープバイト症例の矯正治療の実際~
    • 42:23 〜 ディスカッション~圧下症例の際の注意点~
    • 51:20 〜 反対咬合に対する矯正治療の考え方
    • 01:03:50 〜 包括的治療における矯正治療のメリット
    • 01:18:50 〜 ガミースマイルにどう対応する?~土屋先生と伝法先生の考え~
    • 01:41:00 〜 ディスカッション~2人の考えるガミースマイルの対応~
  • 今回は、補綴治療と矯正治療の掛合わせによる包括的治療へのアプローチを土屋先生と伝法先生にご講演いただきました。 
    症例を通しながら、それぞれの先生が治療計画を立てる際に何を考えているのかを見てみましょう。 
    また、治療計画を立案する際の、選択肢の一つに「矯正治療」を付け加えてみませんか? 
     
    まずは、土屋先生の症例から見てみましょう。 
    セファロ分析や、顔貌写真などの精密な分析から、補綴治療だけでなく、矯正治療的なアプローチが必要であると判断しました。 
    前歯部の歯肉のガムラインなどをそろえるために前歯部を圧下する計画として治療に移りました。 
    土屋先生の場合、力のコントロール、動きのコントロールが重要であると考えます。 
    さらに、これに加え、時間軸で考えることが長期的な管理を行う上では特に重要であると考えています。 
     
    次の症例は、ブラキシズムもあり、咬耗が著しい症例に対して、矯正治療と併せて治療を行った症例です。 
    クレンチングなどの咬耗がある場合、前歯部の築造を行い、ブラケットを装着し圧下を行いました。 
    咬合力が強く、ブラキシズムのある場合は、トライアルセラピーを繰り返し、確実な治療効果を判定することが重要になります。 
     
    伝法先生は矯正治療を行う際、どのようなことに目を付けているのでしょうか。 
    土屋先生と同じ症例の際ですが、圧下のシュミレーションを診断用模型から最終的なイメージをします。 
    圧下を行う症例で特に気を付けなければならないのは、歯根が逸脱しないようにすることです。 
    この際には、CBCTを撮影、読影をしながら注意深く進めていくことが特に重要になります。 
    伝法先生の考える、包括的治療における矯正治療の目的はシンプル化です。 
    これによって、欠損補綴や歯周治療がシンプルになり、治療の成功率が格段に向上します。 
     
    また、伝法先生は矯正医です。 
    矯正医は、犬歯誘導や1歯対2歯の咬合など正しい静的咬合を治療のゴールとしています。 
    この有効性についてのエビデンスはかなりの数があります。 
    しかし、補綴治療の際に補綴医が目標とするものと少し異なる点があることは注意しなけれなりません。 
    大切なことは、矯正治療を治療計画に入れる際には治療ゴールを共有しておくことです。 
     
    矯正治療はこのほかにも、回復、再生、再構成、歯の保存など様々な恩恵を治療計画に与えてくれます。 
    ぜひ、治療計画を立案する際に一つ考えてみてはいかがでしょうか。 
    審美面の回復だけでなく、歯周組織の保存、歯の保存など治療の選択肢の幅が広がります。 
    伝法先生の症例から、何か臨床のヒントが得られるかもしれません。 
     
    先生方が抱えている症例にガミースマイルの方もいらっしゃるのではないでしょうか。 
    ガミースマイルの適切な診断には、軟組織と硬組織との問題を考えることが必要になります。 
    伝法先生の書籍には、より詳細な診断方法が分類分けされています。 
    また、補綴医である土屋先生はガミースマイルを7つの観点から考えます。 
    中でも萌出と絡めた考え方は、とても参考になることが多いのではないでしょうか。 
    矯正治療を行わず治療する時は、患歯だけでなく、犬歯や小臼歯のセメントエナメルジャンクションから考えます。 
    実際にどのように治療を行うかは、ぜひ動画でご確認ください。 
     
    ガミースマイルの患者様は本来は健康な状態です。 
    このため、適切な診断と治療スキルが欠かせません。 
    中でも複雑な治療の際には、矯正治療が有効になる場合が少なくありません。 
    土屋先生と伝法先生のディスカッションで語られる適切な診断の重要性について、ぜひ再認識してみてはいかがでしょうか。 

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