
ARおよび3Dプリンティング技術を初めて活用し、外科的歯内療法を行ったFIRST CASE
-
本動画では、牧 圭一郎先生による、遠心舌側根(Radix Entomolaris)を有する下顎第一大臼歯に対する外科的歯内療法(歯根端切除術)の症例をご紹介します。本症例は、複雑な根管形態を伴うことから、極めて高度な診査・診断と術前準備が求められる、非常にチャレンジングなケースです。
処置にあたっては、AR(拡張現実)画像および3Dプリンティングによる模型を活用し、術前から立体的な情報の把握と視覚的シミュレーションを行いました。AR画像では、歯根や根管、根尖病変といった構造の三次元的位置関係を正確に把握することができ、術中の迷いや判断ミスを軽減する効果が期待されます。
さらに、3Dプリントされた模型を用いて事前にトレーニングを行うことで、実際の術野の見え方や器具の操作感、根尖切除時の距離感の把握といった、実践的な準備が可能となります。これにより、従来であれば経験と勘に頼らざるを得なかった難症例に対しても、科学的根拠に基づいた自信をもって臨むことが可能となります。
こうした技術の応用は、外科的歯内療法に限らず、初めて行う処置や難易度の高い治療、複雑な解剖構造を伴う症例など、幅広い臨床場面において大きな有効性を発揮します。術者の理解を深め、手技の精度を高めるだけでなく、術後予後の安定化にも寄与する点が注目されています。
本講義を通じて、AR技術および3Dプリンティングの活用方法、術前準備の重要性、そして臨床現場における実践的応用について、具体的な症例を基に学んでいただけます。外科的歯内療法に携わるすべての歯科医師にとって、極めて有用な内容となっております。
先生にとって何が”FIRST CASE”でしたか?
AR(拡張現実)技術および3Dプリンティング技術を活用して事前準備を行い、外科的歯内療法を実施したFIRST CASEです。
”FIRST CASE”で苦労した点やポイントを教えてください。
事前準備においてなるべく、本番でスムーズに処置ができるようにマイクロの位置の設定等を綿密に準備したところが苦労した点でした。
Doctorbook academy
本サイトは、歯科医療に従事されている皆さまを対象に情報提供するサイトです。
あなたは歯科医療従事者ですか?
※一般の方は患者向けサイトDoctorbook をご覧ください
Facebook ログインの確認
Doctorbook academy は Facebook ログインをサポートします。
Facebook アカウントより必要な情報を取得します。
許可する場合、YES を押して Facebook 連携に進んでください。
誤って Facebook ログインを選んだ場合は NO を押してください。