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2026年7月7日(火) 公開

第2回|マテリアルの進化と臨床応用

  • ― レジンの物性を臨床にどう活かすか

    3Dプリントで「何が、どこまでできるのか」を左右する重要な要素が、造形に使用するマテリアルです。

    第2回では、診断用モックアップやプロビジョナルレストレーション、矯正用トレー、アライナー、サージカルガイド、個人トレー、有床義歯、ナイトガードなど、歯科治療の一連の流れのなかで、3Dプリンターをどのように活用できるのかを俯瞰します。

    そのうえで、デンチャー用レジンをはじめとする各種3Dプリント材料について、従来の加熱重合レジンなどとの物性比較や、乾燥状態における脆さ、衝撃や曲げに対する特性、光透過性、着色、吸水性といった評価項目を、文献の知見も交えながら解説します。研究によって評価が異なる場合や、材料の進歩によって短期間で評価が更新される点にも触れ、臨床家が情報を読み解く際の考え方を示します。

    また、セラミックフィラーを含有するレジンを取り上げ、曲げ強度や靱性、適度なX線造影性といった材料特性と、歯冠修復物や中長期的なプロビジョナルレストレーションへの活用について紹介します。材料そのものの性能だけでなく、洗浄や二次硬化など、適切なプロトコールによって物性を十分に引き出すことの重要性についても解説します。

    臨床例としては、3Dプリントによる一体型ポストクラウン、矯正治療前に使用する複数歯のプロビジョナルレストレーションの同時製作、口蓋拡大を補助する正中口蓋縫合部に特化したドリリングガイド応用などを紹介します。さらに、温度変化によって適度な柔軟性を示すレジンの特性を応用して製作した、閉塞性睡眠時無呼吸症候群に対する口腔内装置の試行例も取り上げます。

    最終補綴物だけに注目するのではなく、診断、治療計画、暫間処置、外科、矯正、補綴、メインテナンスへと続く治療フロー全体を見渡したとき、3Dプリント材料をどの場面で、どのように活用できるのか。吉田茂治先生が、各材料の可能性と注意点を、応用的・試行的な臨床例とともに具体的に解説します。

    本動画で紹介されるSprintRay社の3Dプリンター「Pro2」「MIDAS」および関連器材、消耗材料のレジンはノーベル・バイオケア・ジャパン株式会社で販売しております。

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