Doctorbook academy

CR接着処理スペシャルプログラム (全2回)

さらにステップアップしたい先生を対象とした、CR修復の接着処理を習得するプログラムです。

  • コンポジットレジン修復に必要なエナメル質接着のすべて 64:55

    【抄録】
    コンポジットレジン修復(以下CR修復)は、う蝕治療の中心をなすものであり、CR修復成功に良好な接着は大前提です。これまでの接着材料の進歩は目覚ましく、わが国を中心にセルフエッチ接着システムが広く普及しています。
    接着材の研究開発の歴史を振り返ってみても象牙質に対する接着の改良・改善に重点がおかれ、エナメル質に対する接着については若干おろそかになってきた感があります。
    しかし、最近になってエナメル質接着についても新知見が出てきました。
    本セミナーでは、接着材の開発研究を踏まえてCR修復に必要なエナメル質接着に焦点をあてて解説します。


    【講師名】
    朝日大学歯学部口腔機能修復学講座
    歯科保存学分野歯冠修復学
    二階堂 徹先生


    【ご略歴】
    1985年 北海道大学歯学部卒業
    1990年 東京医科歯科大学大学院 修了
    1992年 同大学歯学部歯科保存学第一講座 助手
    1995年 米国National Institute of Standards and Technology 客員研究員
    1995年 東京医科歯科大学歯学部歯科保存学第一講座 講師
    2000年 同大学大学院医歯学総合研究科う蝕制御学分野 講師
    2018年 朝日大学歯学部口腔機能修復学講座歯科保存学分野歯冠修復学 准教授
    2019年 同大学同学部同講座 教授
    2020年 同大学 副歯学部長


    【ご所属】
    日本歯科保存学会 常任理事/専門医/指導医
    日本接着歯学会 理事/専門医/指導医
    日本歯科理工学会 中部支部 理事/シニアアドバイザー
    学術誌 Journal of Adhesive Dentistry 副編集長


    【告知】
    本セミナーは朝日大学歯学部生涯研修部とのコラボセミナーです。

    朝日大学歯学部生涯研修部プログラム クリニカルスキルアップコース
    お申し込みを受け付けております!

    セミナー詳細はこちら

    パンフレットはこちら

    朝日大学スキルアップコース

  • 日常臨床に活用できる接着歯学の基礎│CRコングレス~CR・接着の真価を再考する~ 46:13

    本講義では接着前処理のメカニズムや注意点などを渥美先生に解説していただきました。

    動画は以下の3つの内容で構成されています。
    1.総論(接着やレジンの基本的な知識のおさらい)
    2.各論(象牙質の接着、表面処理剤による違いなど)
    3.もう少し詳しく理解するために(接着モノマー、重合触媒・重合様式、コントラクションギャップ

    総論は接着の定義やメカニズム、レジンの基本性質などのおさらいです。
    冒頭で渥美先生は「接着を理解することはレジンを理解することにほかならない」と提言します。
    その点をふまえ「レジンとは何なのか」「レジンと材料・歯面の境界では何が起こっているのか」なども詳しく解説。
    さらに「水と油の関係にある象牙質とレジンの接着は難しいと認識しておくことが必要」とし、各論に続きます。

    各論の最初は象牙質接着と表面処理についてです。
    はじめに象牙質接着における樹脂含浸層の重要性について言及し、表面処理のメカニズムを解説。
    3ステップ・2ステップ・1ステップのボンディングによる表面処理の違いがわかりやすい図説でまとめられています。

    ここで渥美先生は「どのタイプを選ぶにしても、それぞれの処理で何が起こっているかを理解することが重要」とおっしゃいます。
    その一例として、1ステップボンディング剤滴下後の実験動画をご紹介。
    この実験動画から「きちんと時間を守ること」「エアブローをしっかり行うこと」の重要性への理解が深まります。

    さらに、各論では接着効果を高めるうえでの工夫や、エナメル質の表面処理についても詳しく解説されています。

    動画後半は「もう少し詳しく理解するために」と題して、次の3項目についての解説です。
    ・接着性モノマー
    ・重合触媒・重合様式
    ・コントラクションギャップ
    接着性モノマーの項目では両親媒性分子をマヨネーズや食器洗剤に例えながらわかりやすく解説。
    また、「コントラクションギャップが起こる=接着の失敗」としてその原因や抑制する方法などをアドバイスされています。

    動画の最後は、渥美先生が日々の臨床で実際に使用している機材のご紹介です。
    「エアーのクオリティ」「光の照射」にまでこだわる先生が、日常の診療でどのような機材を使用しているのかも必見です。

    普段の臨床において、プライマー・ボンディングの違いやメカニズムついてあまり気にせず使っているという先生方も多いでしょう。
    ただ、これらの理解を少し深めることが成功率や中長期的な予知性の向上につながると、最後に渥美先生はまとめられています。

    「今よりも接着技術をワンランク高めたい」「臨床の成功率を上げたい」という先生方におすすめの動画です。
    ぜひご覧ください。


    *本動画は2022年12月11日にLIVE配信された『CRコングレス in Doctorbook academy コンポジットレジン修復・接着の真価を再考する』の講演内容です。

このプログラムの受講状況
全体進捗
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試験結果

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