インプラント治療の原理を1から学び直し、将来安全かつ最適、高レベルなインプラント治療のための基礎が学べる講義です。 インプラント治療の成功率の向上と患者のニーズに対応するための包括的な知識を学べます。
-
ちはら歯科院長、本間輝章先生にインプラント学の基礎の基礎部分についてご講演いただきました。
講師の本間先生はニューヨーク大学のインプラント・歯周病科で診療を行った経験があります。
国際インプラント学会など、日本ののみならず海外の学術大会で多数の発表経験を持っています。
帰国後、Dennis Tarnow教授(コロンビア大学教授)の助言で日本での学術講演を行うことを決意しました。
また、Future Implantologist Study Teamを結成、現在まで多数の功績、臨床経験をお持ちです。
本講義はインプラントを1から学び直し、将来安全かつ最適、高レベルなインプラント治療のための基礎が学べる動画となっています。
ではまず、そもそもインプラントとは何なのでしょうか?
インプラントとは、人体の不足部分を補うために体内に移植されるデバイス全般を指します。
その中でも、歯科医療において使われる歯科インプラントはどのような特性を持っているか学ぶことができます。 -
患者様はインプラント治療を通して、何を望んでいるのでしょうか。
そのような疑問をもつ歯科医療関係者も多いことでしょう。
本講義は、インプラントを1から学び直し、将来安全かつ最適、高レベルなインプラント治療のための基礎が学べる動画となっています。
特に、歯科インプラントの最大の特徴であるオッセオインテグレーションについて詳しく解説されています。
オッセオインテグレーションを本動画で理解すれば、成功率に格段な違いが生じます。
それを、インプラント治療の歴史的な変遷に沿って学ぶ最適な教材です。
最初の歯科インプラントはローマ時代まで遡ります。
また、マヤ文明の時代にも貝殻を使ってインプランテーションしていました。
その後技術の進歩とともに、さまざまな種類のインプラント体が開発されてきました。
その中で、治療成功の鍵となるオッセオインテグレーションという概念が誕生しました。
オッセオインテグレーションとはどのような状態を指すのでしょうか。
オッセオインテグレーションとは
1.埋入したインプラントが口腔内で動揺がないこと
2.口腔内で正常に機能を果たしていること
この2つを合わせた状態を指します。
これが、インプラント治療成功のためのキーとなる最も重要な現象です。
では、これを達成するためには何が重要となってくるのでしょうか。
なぜ日常のインプラント体にチタンが多く使われているのでしょうか。
ここで重要になってくるのが、インプラント体の「表面性状」と「不動体膜」の考えを理解しておく必要があります。
今回の動画では、この2つについて生物学的な観点、材料学的な観点の2方向から解説されます。
今後診療でインプラント治療を高レベルで行いたいと考える先生方やスタッフには必見の動画となっております。 -
近年、インプラント体の表面性状ではRough Surface(ラフサーフェイス)が最も利用されています。
インプラント体の表面にギザギザを作るためにコーティングや酸処理を行い、表面積を増やしています。
重要なことは表面が粗ければ粗いほどオッセオインテグレーションは強固なものになります。
しかし、一方で、感染に非常に弱くなるという欠点があります。
大切なことは、前回の動画でもあるように「患者さんが何を望むのか」ということです。
そういった判断基準を常に持っておくことは日々の診療でも重要なことでしょう。
また、インプラント体の幅や長さはどのように決定すればいいのでしょうか。
この疑問に対する答えは、動画をご覧になることで明確になります。
さらに、骨吸収の状態や生物学的幅径などの生物学的因子についても、詳しく解説いただきました。
これらの内容を理解すれば、患者さんの状態に合わせた最適なインプラントの選択が根拠を持って行うことができるでしょう。
次に、長期的な予後に影響を及ぼす因子にはどのようなものがあるのでしょうか。
1つ目は「骨の状態」です。
骨吸収が生じる前にインプラント体を埋入することを「即時埋入」といいます。
即時埋入で最も大切な考え方は「No buccal plate, No implant」です。
つまり、頬側骨の存在が長期的な予後や生物学的幅径の維持に重要な因子ということです。
骨吸収とインプラントのタイミングの分類について解説いただいているので、ぜひ参考にしてみてください。
2つ目は「出血の有無」です。
インプラントの手術時にしっかりと骨膜ごと剥離することが成功の鍵となります。
切開を用いない手術もありますが、最初のうちはしっかりとフラップを挙上すべきです。
また、角化歯肉の温存のためにもフラップを挙上はおすすめです。
その理由は、動画で詳しく解説しておりますので、ご確認ください。
近年、技術の進歩で画像精査や骨補填が簡単にできるようになっています。
しかし、使い方を十分に気を付ける必要があります。
万が一の時の対応ができる上で操作をすることが何よりも重要なのです。
本講義では、インプラントの成功のためにぜひ理解しておきたい内容が凝集されています。
ぜひ、一度ご視聴下さい。 -
インプラントには歯根膜がなく、オッセオインテグレーションがあります。
結合組織の走行が天然歯と異なり、インプラント体の周りを年輪状に取り囲んで走行しています。
このため、インプラント周囲の骨はsaucerization(ソーサライゼーション)とよばれる吸収が生じます。
では、saucerazationはなぜ生じるのでしょうか。
数多くのインプラント体を選択する時に重要なことは生物学的因子から優先して考えると失敗することはありません。
次に、インプラント埋入時に重要な考えとなる創傷治癒について解説します。
本間先生の実体験をもとに重要な概念を詳しく解説しています。
どのような経過をたどるかは動画内を見ながらご理解していただければと思います。
治癒には上皮下の組織からの血管供給が最も重要です。
このため、痂皮の下を潜り込むように新生上皮は増殖していきます。
抜歯窩も同様な経過をたどります。
しかし、抜歯の場合は骨に達する創になるため、治癒のスピードは遅くなります。
次に最も重要な生物学的副径解説です。
インプラント治療成功のために最も重要な考えなので、動画をぜひ一度ご覧ください。
生物学的副径は歯肉溝から骨縁までの距離のことで、自身を守るための最低限の距離です。
特に骨を守るために必要な距離のことです。
インプラントでは、付着が弱く、細菌感染により直接骨へ影響します。
では、saucerizationはなぜ生じるのでしょうか。
ヒーリングアバットメントとインプラント体の界面には必ずマイクロムーブメントが生じます。
これに、感染や炎症性細胞の遊走が生じることで、生物学的副径を維持するためsaucerizationが生じます。
ここでいくつかの埋入実験を行いました。
インプラントでの重要な点は、ラフサーフェスにしか骨の接着は得られないことと界面から2mm程は骨吸収が生じる点です。
種々のインプラントに対してどのような骨の欠損が生じるのかは論理的に動画内で解説されています。
重要なことは、インプラントの種類によって埋入位置は変わるということです。
次に水平的位置関係についての解説です。
原則、インプラント体同士は3mm以上離すべきです。
詳細は動画での解説をご覧ください。
ここで歯間骨頂とコンタクト部が4mm以下の場合、歯間乳頭は復帰します。
これ以上の場合は、コンタクトを骨頂に近づけることで乳頭歯肉のコントロールが可能です。
また、プラットホームスイッチングについても動画内で解説されます。
プラットホームスイッチングとはアバットメントの直径がインプラント体の直径より小さいことを指します。
これにより、水平・垂直的骨欠損が少なくなります。
最後に垂直的な埋入位置について動画で詳しく説明されています。
最後に症例を見ながらエマージェンスプロファイルの重要性について解説されています。
詳細は動画をご確認ください。
エマージェンスプロファイルにより、歯肉のマニュピレーションが可能です。
これをうまく活用することで、審美的にも改善します。
インプラント治療成功のエッセンスが詰まっている本講義を、ぜひご覧ください。
- このプログラムの受講状況
-
- 全体進捗
- 試験結果
-
Doctorbook academy
本サイトは、歯科医療に従事されている皆さまを対象に情報提供するサイトです。
あなたは歯科医療従事者ですか?
※一般の方は患者向けサイトDoctorbook をご覧ください
Facebook ログインの確認
Doctorbook academy は Facebook ログインをサポートします。
Facebook アカウントより必要な情報を取得します。
許可する場合、YES を押して Facebook 連携に進んでください。
誤って Facebook ログインを選んだ場合は NO を押してください。