本講義ではCTGを用いた根面被覆術(エビデンス・手技・術式)について学べます。
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歯肉退縮が起こる原因はさまざまです。
補綴物が入って歯肉が下がってきてしまったり、矯正治療によって起こるケースもあります。
歯肉退縮は必ず加齢によるものというわけではありません。解剖学的素因に、上記を含めた何らかの要因が加わることで若年者でも起こりうる病態です。
本動画では最初に、歯肉退縮が起きる原因、解剖学的要因やリスクの診断方法を解説頂きました。
そして歯肉退縮の解決法として根面被覆術をご紹介いたします。
治療のゴール設定や松井先生が用いている材料をご紹介いただきますので、実際の臨床にすぐに役立つ内容です。 -
本動画では根面被覆術を安心・安全に行うポイントについて解説頂きました。
術式の評価方法から始まり、結合組織移植片を利用した根面カバーについてお話しします。
そしてMillerの歯肉退縮の分類とCarioの分類を説明します。
臨床のポイントとして、フラップ、歯間乳頭部の切開について、確実に行うための注意点を解説します。
切開で使用するオススメのメス刃についてもご紹介いただきました。
最後に根面被覆術の予後に関する歯間乳頭の分類を説明いただきます。 -
本動画では歯肉退縮を解決する方法としての、結合組織移植術について解説します。
移植片の採取については実際の施術を動画で見ながら説明していますので、大変わかりやすいです。
結合組織移植術を成功させるポイントとして、移植片の大きさや固定方法について解説しています。
実際に使用する縫合糸や術式の選択基準についても説明いただきました。
そして歯周外科で重要な術式のひとつである Coronally Positioned Flap を解説いただきます。
メリット・デメリットをあげた上で、実際の症例を見ながら切開線のデザインや術後の経過を説明いただきました。 -
本動画では根面被覆の様々な術式について解説しています。
まず最初に矯正治療中に下顎前歯部が歯肉退縮してしまった症例をご紹介します。
CTG(結合組織移植術)とCPF(Coronally Positioned Flap) で治療していく過程を症例写真で解説いただきました。
次の全顎的な歯肉退縮の症例では、何回かに分けて根面被覆術を行っていきます。
事前にどの部位を施術するかを、患者様に説明することが大切だとお話しいただきました。
次にVISTA(Vestibular Incision Subperiosteal Tunnel Access)テクニックを用いた症例です。
ステップごとに施術写真で説明いただけるので、大変わかりやすくなっています。
口腔前庭が浅いケースでよく用いているのが、Modified Langer Techniqueです。
メリット・デメリットを紹介しながら、実際の症例をみていきます。
更にEnvelope Techniqueについて解説します。
瘢痕形成が少ない、乳頭部が保存される、外科的侵襲が少ないといったメリットがあります。
ですが、技術的に難しいのがデメリットです。
パウチ上の歯肉弁形成する手順などイラストで説明いただくので、イメージがわかりやすくなっています。
最後にMCAT(トンネル型歯肉弁歯冠側移動術変法)の解説です。
リスクを考えながらの施術では、移植片が露出しないテクニックをご紹介いただきました。 -
根面被覆術のひとつとして、Double Pedicle graft Laterally Positioned Flap について解説いただきました。
1歯の非常に進んだ歯肉退縮に効果のある術式ですが、技術的に難しいところがあります。
根面カバーとしてフリーグラフトを載せていきますが、移植片が壊死しやすいのが難点です。
それを避けるために骨膜を残して、移植片とピッタリ合わせることが大切です。
こちらもステップごとの症例写真を見ながら解説いただきます。
まとめとして、根面被覆術の術式を選ぶ診断基準を図でご紹介いただきました。
歯数・口腔前庭の深さ・角化歯肉の幅から、CPF・Envelop・MLT・DPGといった術式を選ぶ方法となっています。
術後のメインテナンスに関する、患者様への説明方法も役立つでしょう。
最後に視聴者からの質問に答えていただきました。
EDTAの根面処理、臼歯部の根面被覆、全層弁での根面被覆術の治癒について。
モディファイトランガーテクニックによる切開について、CTGの保管方法、移植後の露出。
Cairo分類タイプ3で乳頭を剥離し引き上げると壊死するか、喫煙者のリスク、移植部は角化するのか、など。
ひとつひとつの解答が役立つ内容です。ぜひご覧ください。
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