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パウダーメインテナンス (全5回)

次世代のPMTCを使いこなそう!パウダーメインテナンスの基礎知識と臨床での使い方について

  • 01.パウダーメインテナンスとは 01:47

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    ・パウダーメインテナンスとは
    ・従来のPMTCは
    ・従来のPMTCとの違い

    【おさらい】
    <パウダーメインテナンス>
    ・エアーポリッシング、エアフロー、エアーアブレーションとも呼ばれている、次世代型PMTCのこと
    (以前はヤニなどの色素除去を目的として行われていましたが、今では使用するパウダーの種類によってバイオフィルムの除去にも活用できるように)

    <従来のPMTCは>
    ・天然歯に付着したバイオフィルムを除去するために回転器具とペーストを使って歯面の研磨を行う方法
    ・このPMTCの問題点は3つ
      1. 金属やポーセレン、ジルコニアなどの補綴物に対して傷をつけてしまう
      2. 天然歯に繰り返し行うことで傷をつけてしまう
      3. マージンなどの細かい部分まで研磨することができない

    <従来のPMTCとの違い>
    ・特徴は歯を研磨する振動を与えることなく、短時間で確実にバイオフィルムを除去することができる
    ・従来のPMTCに比べ患者さんも私たち術者も快適にメインテナンスに取り組むことができる

  • 02.パウダーの種類と特徴 03:06

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    ・NSK社 / フラッシュパールとペリオメイトパウダーの特徴
    ・EMS社 / エアフローパウダーレモンとエアフローパウダープラスの特徴
    ・パウダーの選び方

    【おさらい】
    <NSK社>
    [フラッシュパール]
    ・天然歯の強固なステイン除去とバイオフィルム除去ができる
    ・主成分:炭酸カルシウム
    (従来の商品よりも粒子が細かく、平均粒子径54μm)
    ・粒子の形は歯面を傷つけにくくするため球体状に
    ・塩分制限のある患者さんにも使用できる

    [ペリオメイトパウダー]
    ・歯肉辺縁や基本治療終了後の歯肉縁下6mmまで使用できる
    ・インプラントや補綴修復物に使用できること
    ・軽度のステインを除去できること
    ・主成分:グリシン
    (平均粒子径25μm)
    ・モース硬度は2
    (象牙質よりも柔らかいため歯肉縁下に使用しても組織を傷つけず、高い水溶性で歯周ポケットに停留しない)


    <EMS社>
    [エアフローパウダーレモン]
    ・エナメル質に付着した強固なステイン除去に使用する
    ・主成分:炭酸水素ナトリウム
    (平均粒子径40μmと以前より小さく改良されてる)
    ・パウダーを使った後にはエフローパウダープラスを使用することを推奨している

    [エアフローパウダープラス]
    ・歯肉縁上〜縁下まで使用可能
    ・主成分:エリスリトール
    (平均粒子径14μmでほんのり甘く、2歳以上の患者さんに使用できる)
    ・CRやグラスアイオノマー・インプラント・矯正装置、軽度のステインも除去にも使用できる

    <パウダーの選び方>
    ・どんな目的で使用するのかを見極め、症例に合わせたパウダーを選択する
    ・パウダーは日々進化してるので、各メーカーのホームページを見て情報をアップデートしていきましょう

  • 03.パウダーメインテナンスの流れその1 01:56

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    ・パウダーメインテナンスの実際の流れ
    ・口腔内診査について
    ・染め出しについて
    ・TBIについて

    【おさらい】
    <パウダーメインテナンスの流れ>
    1 口腔内診査
    2 染め出し
    3 TBI
    4 歯肉縁上のバイオフィルム除去
    5 歯肉縁下のバイオフィルム除去
    6 歯石除去
    7 確認

    [1 口腔内診査]
    ・施術前に抗菌性の洗口剤を使って患者さんにうがいをしていただく(30秒ほど)
    ・プロービング:検査結果を元にメインテナンスの内容を決める

    [2 染め出し]
    ・基本的に全ての患者さんに行うようにする
     目的1:患者さんにわかりやすいTBIを行うため
     目的2:DHが正しいメインテナンス(やりすぎる・やり足りないを避けて適切にバイオフィルムを除去するすこと)を行うため
    ・ワセリンやリップクリームで口唇を保護し、染色液はコンタクトポイントを軽く抑えるように塗っていく

    [3 TBI]
    ・染まったところや歯周検査の結果を交えながらブラッシング指導を行う

  • 04.パウダーメインテナンスの流れその2 02:09

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    ・歯肉縁上のバイオフィルム除去について
    ・歯肉縁下のバイオフィルム除去について
    ・歯石除去について
    ・確認について
    ・パウダーメインテナンスのメリットについて


    【おさらい】
    [4 歯肉縁上のバイオフィルム除去]
    ・強固なステインの付着があれば歯肉炎上用パウダーを使って着色除去を行う
    ・軽いステイン程度であれば歯肉縁下用パウダーで除去できる
    ・歯肉縁下用パウダーは露出根面や補綴物にも使用可能(EMS社のプラスパウダーは主成分のエリスリトールによるバイオフィルム抑制効果が期待できる)

    [5 歯肉縁下のバイオフィルム除去]
    ・歯周検査結果の結果を元に必要な部位の歯肉縁下にパウダーメインテナンスを行う
    ・歯肉縁下用のハンドピースやチップを使用しノズルの向きも縁上とは異なる(詳細は次の動画でお伝えします)
    ・縁下用パウダーはポケット内に残っても溶けるので洗い流す必要はない

    [6 歯石除去]
    ・パウダーで取り切れないバイオフィルムや歯石の付着があれば、歯肉縁上〜縁下まで超音波スケーラーを使って除去する

    [7 確認]
    ・取り残しがないか目視で確認しフッ素を塗布する
    ・パウダーを使用するとペリクルまで剥がれた状態のため、処置後1時間は色の濃い飲食物や喫煙を控えていただくようお伝えする

    <パウダーメインテナンスのメリット>
    ・バイオフィルム除去の時間を短縮できる
    ・患者さんとのコミュニケーションの時間を増やすことができる

  • 05.使用方法 02:33

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    ・歯肉縁上への使い方
    ・歯肉縁下への使い方
    ・縁上&縁下へ使用する時の注意事項

    【おさらい】
    <NSK社のバリオスの使用方法>
    ※各メーカーにより使用方法が若干異なるため、お使いの製品の取扱説明書をご確認ください

    [歯肉縁上の軽度ステイン除去の方法]
    ・ノズルの角度:歯面に対し60〜90度の角度
    ・ノズルと歯面との距離:5〜10ミリ程度
    ・動かし方:小さく円を描くように動かす

    [歯肉辺縁への使用方法]
    ・ノズルの角度:歯面に対し30〜60度の角度
    ・ノズルと歯面との距離:5〜10ミリ程度
    ・動かし方:ゆっくりと動かす

    [咬合面への使用方法]
    ・ノズルの角度:様々な角度でアプローチする(小窩裂溝のバイオフィルムを除去するため)
    ・ノズルと歯面との距離:5〜10ミリ程度
    ・動かし方:ゆっくりと動かす

    [歯肉縁上へ使用する時の注意事項]
    ・ハンドピースを2秒以上止めないこと(2秒以上同じ場所にパウダーを当て続けると歯面を傷つけやすくなる)
    ・サクションで水を吸引するときは歯面に当たって跳ね返った水を吸引すること

    [歯肉縁下への使用方法]
    ・ノズルチップを装着する
    ・挿入:ノズルチップを歯周ポケットへ3mm以上挿入する
    ・動かし方:縦方向に動かし、1面に対し5秒以内で終えること

    [歯肉縁下へ使用する時の注意事項]
    ・ノズルチップがポケット内に入らない部位へ無理に挿入しないこと
    ・破折歯や炎症のある部位に対して使用しないこと

このプログラムの受講状況
全体進捗
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試験結果

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