怪我や病気による活動制限を受けた患者に対し、リハビリテーションは患者の活動を拡大するための重要な役割を担います。
例えば、脳卒中や脳出血などの後遺症で手足が麻痺した場合、専門的なリハビリが必要です。
リハビリには多職種連携が不可欠で、チーム医療が患者様の生活の質を向上させます。
この講義では、マルチディスプリナリーアプローチ、インターディシプリナリーアプローチ、トランスディスプリナリーアプローチについて解説し、リハビリ歯科の多職種連携症例として、心肺停止からの蘇生後に低酸素脳症となった患者が自宅退院できるまで至った例を解説いただきます。
この症例ではリハビリテーションに歯科衛生士、言語聴覚士、作業療法士、看護師の協力があり、口唇閉鎖や巻き笛を吹くことができるようになり、食事も可能となりました。
さらに、脳卒中発症後に四肢麻痺となった患者の例では、DXを導入し3Dプリンターでマウスピースを製作することで、口で補助具を操作しタブレットを操作できるようになりました。
2症例を通して、障害のある患者様への歯科の関わり方、チーム医療に参画する意義と、状況に応じたチームアプローチの方法を変えていく柔軟性を学ぶことができます。
エピソード
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