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2024年4月3日(水) 公開
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心理学+ペリオの第2回は、歯周基本治療において患者さんがより治療を受け入れやすくするための話し方の戦略について、ご解説をいただきます。
そこで、心理学の3大学派—フロイト心理学、アドラー心理学、そして行動経済学—の中から、「アドラー心理学」と「行動経済学」を取り上げ、患者様との関係構築にどのように役立つかを解説します。


前半では、"アドラー心理学"の核となる概念、勇気付け、共同体感覚の重要性を掘り下げ、これらの原則がどのように患者の自己認識と医療へのコミットメントを向上させるかを探ります。さらに、患者さんと医療者の間に良好な人間関係を築くための戦略をお話しいただき、目的論からくる、正の注目を応用した接し方についてご解説いただいております。

後半は、"行動経済学"の観点から、患者の意思決定プロセスに影響を与える様々な心理的バイアスと戦略に焦点を当てます。
行動経済学を応用したテクニックは場合によって使い分けることで、行動変容を促す有益なツールとなります。


以下に、そのようなテクニックのいくつかを紹介します。

・現在バイアス:即時の報酬を過剰に評価し、将来の報酬を過小評価する傾向のことです。
・メンタルアカウンティング:お金の出所によって使い道を変える傾向のこと。例えば普段は極端に食費を節約している人が旅行先では高い食事を厭わないことなどがあります。
・選択過剰負荷:選択肢が多すぎることで逆に意思決定が難しくなる現象です。多くの選択肢がある場合、人々は最適な選択をする自信を失い、決定を避けたり、質の低い選択をしたりする可能性があります。これは、例えばスーパーマーケットで数え切れないほどの商品から選ぶ際に感じる圧倒される感じです。
・権威への服従:権威ある団体や人の言うことは過度に信じやすい傾向にあります。「モンド・セレクション」などが該当します。

以上を含め、8つの心理学的なテクニックをご教授頂き、具体的にどのように歯科診療に落とし込んでいくか?をお話いただいております。


歯周基本治療において、患者さんが定期的なメインテナンスの重要性を理解し、継続的な口腔ケアの習慣を作ることが極めて重要です。
今回、鈴木先生よりご解説いただいたアドラー心理学と行動経済学の原則とテクニックは、良好な関係を作るだけでなく、患者さんが自らの行動変容を促す強力なツールとなります。是非、最後までご視聴くださいませ。


全4回「"DHとDr.のための"心理学+ペリオ|心理学を応用した”伝わる!”歯周基本治療」
患者様の「行動・人生を変える」ことを最終目標とした4つのStepを通して、エビデンスと会話術を駆使した患者様へ伝える術が学べます。
日常臨床において、もっと患者さんと接したい!と思われる方に是非ご視聴いただきたい講義です。

【カリキュラム】
Step1 まず患者様を知る:相手が医療者に何を求めるか知りましょう!
Step2 話し方の戦略を練る:相手が期待する”理想のDH像”を表現する。
Step3 伝え方の戦術を実践する:たくさんの引き出しを持って、患者様をファンにしよう!
Step4 確かな根拠に基づくTBI:Step1-3で信頼を勝ち取り、正しい情報を伝えましょう!

STEP4 まで全て理解して実践することで…
・コミュニケーションが苦手でも、患者様との付き合い方に自信を持てる!
・戦略的に歯周基本治療を行うことで、患者様の反応がすぐに変わる!
・1年目の新人Dr. / DHでも納得感のあるTBIを行うことができる!
・患者様から信頼を得て、より密接な関係を構築できる!


【プレゼンター】
鈴木 隆太郎先生(はばたき歯科おとなこども歯科クリニック 院長)

【モデレーター】
相宮秀俊先生(吹上みなみ歯科 院長)

エピソード

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