補綴治療と矯正治療を組み合わせた包括的アプローチについて、土屋先生と伝法先生による症例紹介とディスカッションを行いました。
土屋先生はセファロ分析や顔貌写真などの精密な診断から、補綴治療だけでなく矯正的アプローチの必要性を判断します。前歯部のガムラインを整えるための圧下など、力と動きの繊細なコントロールを重視し、さらに時間軸での考慮が長期管理には不可欠であると強調されました。ブラキシズムがある症例では、前歯部の築造とブラケット装着による圧下を行い、トライアルセラピーを繰り返すことで効果を確認する手法が紹介されました。
一方、矯正医である伝法先生は診断用模型から圧下のシミュレーションを行い、CBCTを活用して歯根逸脱を防ぐことに注意を払います。包括的治療における矯正治療の目的は「シンプル化」であり、これによって欠損補綴や歯周治療がより簡素化され、治療の成功率が向上するとのことです。
両先生は、矯正医と補綴医では治療ゴールに若干の相違があるため、事前の目標共有が重要であると指摘します。矯正治療を治療計画に組み込むことで、審美面だけでなく歯周組織の保存や歯の保全など、治療選択肢が広がる利点があります。
特にガミースマイルの診断においては、軟組織と硬組織の両面から問題を考慮する必要があり、土屋先生は7つの観点から分析し、伝法先生は詳細な診断方法を分類しています。健康な状態でありながら審美的改善を求めるケースでは、適切な診断と治療スキルが欠かせません。
補綴治療と矯正治療を融合させた包括的アプローチは、複雑な症例に対しても優れた治療成果をもたらします。歯科医療の選択肢を広げ、患者様により良い結果を提供するため、ぜひ両治療法の連携について動画で学んでみてはいかがでしょうか?
エピソード
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プレミアム複雑な治療における補綴と矯正の連携複雑な治療計画の立案に対して、矯正治療が有効になることは多いです。経験豊富な補綴医と矯正医がコラボレートして治療計画の立案の際に気を付けていることは何でしょうか。この動画にその真髄が詰まっています。再生する
再生時間 104:03
レビュー

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