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感染性心内膜炎の予防について、足利赤十字病院 心臓血管外科部長の古泉 潔先生にお話していただきました。
感染性心内膜炎は細菌感染から菌血症に至り、心臓に疣贅を形成し血管塞栓を引き起こすなど全身に症状を及ぼしうる疾患です。
また、死亡率は20~25%と高いため予防が重要な疾患といえます。ハイリスク群としては人工弁置換術後やチアノーゼ性先天性心疾患を有する患者とされており、またリスクの高い歯科処置は抜歯やスケーリングと考えられています。
予防法としては処置前の抗菌薬投与や患者教育が重要とされています。予防的抗菌薬投与に関しては強固なエビデンスはないものの、死亡率の高さを考慮するとハイリスク群に対する抗菌薬投与は必須と考えられます。
また、歯科処置時の注意点や口腔ケアの必要性など、患者に説明するべき内容がガイドラインに記載されています。
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