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- 00:05 〜 症例の概要
- 00:55 〜 学会分類2013と他分類対応表
- 01:16 〜 初回訪問時の食事の様子
- 02:18 〜 介入している多職種
- 02:57 〜 嚥下内視鏡検査実施
- 04:14 〜 管理栄養士の必要性
- 06:00 〜 栄養指導の介入をご家族に提案
- 06:33 〜 訪問栄養指導の許可の取り方
- 07:47 〜 退院後の食事
- 08:12 〜 VE後の食事
- 09:08 〜 多職種と栄養摂取状況を共有
- 09:51 〜 看護師との連携
- 11:10 〜 栄養剤開始後
- 11:39 〜 食事量と全身状態の経過
- 12:55 〜 栄養士としての取り組み
- 14:07 〜 調理の様子
- 15:12 〜 一緒のものを食べる喜び
- 16:08 〜 食事の様子
- 16:50 〜 栄養量とリハビリのバランス
- 17:50 〜 食べる楽しみを増やすために
- 18:32 〜 栄養ケアステーションの案内
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78歳男性の症例をもとにお話していただいています。
この患者様は2020年10月に脳梗塞を発症し、後遺症として失語、右上肢麻痺、嚥下障害があります。
しかし本人の強い希望により、自宅退院となりました。
ご家族から「嚥下障害が心配」という相談がケアマネージャーにあり、そのケアマネージャーより歯科に介入の依頼がありました。
この時患者様の食事は『学会分類2013の1jレベル』の、茶碗蒸しやプリンなどの食形態のものです。
なかなか飲み込む事ができず、茶碗蒸しを1口食べるのに約40秒かかっていました。
1食、1時間から1時間半かけて食べていたそうです。
患者様の初診時の実際の食事の様子はぜひ動画でご覧ください。
この時は管理栄養士が不在で、歯科として行っていたことは、歯科衛生士の介入による舌や口唇の筋力のアップ、口腔ケアなどです。
2021年6月患者様から「食事の形をアップしたい」という要望があり、 VE検査を実施しました。
VE検査の実際の様子を動画でご説明いただきましたので、これまで経験のない先生方の参考になるでしょう。
初診時の食事の様子と比べると格段に食べる力がアップしているのが分かります。
訪問栄養指導を行うには、『主治医の許可』を得る必要があります。
患者様の食事の摂取状況や、栄養の評価、身体測定などをしっかりまとめ、主治医から許可をもらいます。
動画では、訪問栄養指導の許可を得るための書き方も学ぶべます。
退院からVE検査前までの患者様のお食事は、学会分類2013の1jレベルのもので必要な栄養量の8割9割を満たしていました。
しかしVE検査後、日々の献立の中に不適切な食材を加えてしまい、患者様の体力・体重共に低下傾向になってしまいました。
訪問診療にあたっている看護師から、管理栄養士の指導を実践できていないという報告がありました。
鈴木先生はご家族に、嚥下機能のレベルのものを食べてくださいと説明し、栄養剤を主治医から処方してもらいました。
訪問診療に関わるいろんな職種で情報を共有することはとても大切です。
それぞれの立場からの提案や、その提案を受けての患者様ご本人やご家族の思いに沿った診療が目指せるからです。
結果として学会分類2013のコード2レベルのお食事までアップすることができました。
2021年8月から12月までの『食事量と全身状態の経過』について表で分かりやすくご説明してくださっています。
ぜひ動画でご覧ください。
鈴木先生が行った栄養士としての取り組みの1つに、調理指導があります。
一緒に調理を行うことで、ご家族も調理への迷いがなくなり自信に繋がります。
また今回の症例では、作業療法士が体を整えてくれたことが非常に大きい効果をもたらしました。
他職種と連携することが、訪問診療での栄養管理、そして摂食嚥下障害を診ていく上で重要です。
管理栄養士が入って食べる力を整える。
そして歯科衛生士、歯科医師と一緒になって、栄養管理に取り組むことで更にいいものになってくるのです。
外来においても管理栄養士を導入することはとても意味があります。
ぜひこの動画をご覧いただき、管理栄養士の重要性について考えていただけたらと思います。
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