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プレミアム
2023年1月25日(水) 公開

補綴修復治療に求められる支台歯形成とは│14th STEP ANNUAL MEETING with R & PABC 招待講演

    • 00:39 〜 クリニック紹介
    • 06:25 〜 自己紹介
    • 13:58 〜 Conventional Crown Preparations(従来型支台歯形成)
    • 14:08 〜 Basic principles of Tooth Preparation & Prosthesis(支台歯形成と補綴物の基本原則)
    • 17:36 〜 Biology(生物学)
    • 17:42 〜 Tooth Structure(歯の構造)
    • 19:03 〜 Dental Pulp(歯髄)
    • 22:23 〜 Periodontal Tissue(歯周組織)
    • 31:00 〜 Sub gingibal margin(支台歯マージン)
    • 32:33 〜 Retention&Resistance Form(保持&抵抗形態)
    • 43:00 〜 Tip of Diamond Burs(ダイヤモンドバー形態)
    • 44:46 〜 歯肉退縮を改善した前歯部補綴症例
    • 48:29 〜 Preparasion of Single Tooth(1本症例の形成)
    • 49:17 〜 Material spaces(補綴スペース)
    • 51:02 〜 Morphology(形態学)
    • 1:05:15 〜 Continuity(多数歯の形成)
    • 1:07:23 〜 Full-Arch(全顎症例)
    • 1:09:22 〜 How to Check Material Spaces?(マテリアルスペースの決定)
    • 1:12:14 〜 Retration Cord(歯肉圧排)
    • 1:16:25 〜 前歯部審美障害を歯冠補綴で改善した症例
  • STEPは田中秀樹先生を主宰に、福岡を拠点に歯科医療に対して同じ志と情熱を持っている歯科医師、歯科技工士が集まって作られたスタディグループです。
    福岡のスタディグループ STEP公式HP

    【告知】
    2023年11月12日(日)9:45〜16:00
    15th STEP ANNUAL MEETING with R & PABC Trends & Future direction -基本治療を踏まえた未来の歯科臨床を探る-

    本動画では、まず支台歯形成と補綴物の基本原則から、全部床義歯症例を多数経験された知識を学びます。
    特に歯の生物学的な構造は重要で、歯の形を知ることで保存的な形成量が分かります。
    そしてガイデッドブルーブを入れることで歯髄を守る事ができ、歯周組織の形態によって縁下形成量を知ることができるのです。

    また、保持形態、抵抗形態を知ることで脱離しにくい補綴物になります。
    これも論文を参考にしていますが、高さはなるべく高く、テーパーは6°~16°、マージンの形成はシャンファー縁下0.5mmが良いでしょう。
    バーの選択はシャンファーが基本ですが、それぞれの形態も知っておくとなぜシャンファーが良いのか解説されています。

    実際の前歯部症例を見ると、プロビジョナルレストレーションで何度か調整し、細部にわたって設計されています。
    中でも歯肉の炎症や補綴スペースの確保を吟味するために、ファイナルプロビはしっかりと作ることが重要です。

    症例にもありましたが、補綴スペースの確保が甘いと破折などの原因となるので、最低限のスペースがいりますが、近年は強度と審美を備える素材も出てきているため、形成量も少なく済むことがあります。

    また、歯の形態を知ることで支台歯形態を決定することができます。
    前歯部から大臼歯まで、頬側、舌側、隣接面、咬合面の形態を知ることで、形成したときに脱離しにくいコツを解説されています。
    審美も大事ですが、機能的にも基準の形成量を守りつつ、臨機応変な対応が必要です。
    例えば、大臼歯部の咬合面は0.5mmが基準ですが、全てそうしてしまうと咬合面がのっぺりしてしまい、咬み切りにくい形態になってしまいします。
    ですので、裂溝に合わせて緩やかに咬頭を作る事で、咬合調整も楽になります。

    多数歯の形成になってくると、歯列や隣接面の形態など、連続性を見ることも必要になってきます。
    機能的には咬合も重要ですが、清掃性も考慮することで、良好な長期予後が期待できます。
    フルアーチ症例では、スピーの湾曲、ウィルソンカーブ、咬合平面などはデンチャーの知識が生かされます。

    マテリアルスペースの決定はどのようにするのでしょうか。
    プロビジョナルを何回か作り、最終決定はシリコン印象材でプロビを印象、支台歯とシリコンのスペースを測る方法が従来法です。
    現在はIOSで撮ったプロビの印象を3Dプリンターでマウスピースを製作、穴をあけて支台歯との距離とプローブで測る方法があります。

    歯肉圧排はコードを2本使用し、1stコードをは細いコードで、2ndコードは太いコードで圧排します。
    歯肉溝の断面図でと実際の症例で分かりやすく詳しく説明されています。

    症例を見ると、形成から1stプロビジョナル、2ndプロビジョナル、印象、ファイナルまで、非常に丁寧な治療をされています。
    一つ一つ丁寧な施術はため息ものです。ぜひご聴講ください。

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