歯肉退縮のエビデンスと歯周組織フェノタイプの定義、Cairoの分類・VISTAテクニックに関する解説│月星 陽介先生 #2
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- 00:10 〜 プロブレムリストの紹介
- 03:13 〜 抜歯部位をどこにするのか?
- 04:26 〜 上顎の抜歯部位
- 07:26 〜 歯肉退縮の基礎知識
- 10:50 〜 歯周組織フェノタイプの定義
- 11:35 〜 フェノタイプの評価方法
- 13:38 〜 フェノタイプの分布
- 14:17 〜 歯の位置による影響
- 15:07 〜 矯正移動による影響
- 18:11 〜 歯とハウジングとの関係
- 18:52 〜 歯肉退縮の分類3つ
- 21:23 〜 Cairoの分類
- 22:55 〜 「Millerの分類」「Cairo分類」の共通点
- 24:01 〜 抜歯部位をどうするのか?
- 25:31 〜 いつ根面被覆をするのか?
- 28:25 〜 矯正中or矯正後どちらがいいのか?(VISTAの術式に着目)
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*2022年10月11日にLIVE配信されたクリニカルカンファレンスの講演内容です。
「歯肉退縮に対する診断・計画・治療方法」について矯正・歯周病専門医の月星陽介先生にお話しいただきました。
まず、最初に今回のケースの問題点を教えていただきます。
便宜抜去が必要な症例ですが、抜歯部位をどこにするのか「メリット・デメリット」ともに解説していただきました。
抜歯部位に差をつけた理由や、歯肉退縮している左上3番を残し、左上4番を抜歯した理由までおわかりいただけるでしょう。
次に、歯肉退縮のエビデンスや歯周組織フェノタイプを詳細に教えていただきます。
「薄いフェノタイプは歯肉退縮のリスクが高く、さらなる退縮につながりやすい」ことを文献と共に説明していただきました。
また、フェノタイプの評価方法や形態の違い、リスクの高い部位や人種までわかるでしょう。
そして資料写真を見て頂くと、唇側転位している歯の歯肉は薄く、他の歯の歯肉と比べると退縮傾向にあることが理解できます。
そして矯正治療による組織学的変化の研究結果も見逃せません。
ハウジング内に位置している歯を唇側移動した場合、アタッチメントロスは起きていませんでした。
また、写真の比較によりハウジングの中に歯を矯正で入れることで、自然に歯肉が戻っていることがおわかりいただけるでしょう。
ハウジングも意識し、治療を進めることが重要であることがわかりました。
次に、歯肉退縮の分類3つの中で、現在「Cairoの分類」を使うことが一般的と言われています。
さらに「Cairoの分類」は歯肉退縮のタイプ(RT)が3つに分けられるのです。
Cairo RT3では、根面被覆の期待は100%無理と言われていますが、RT1とRT2では100%可能と言われています。
今回のケースでは、左上3番は「Cairo RT2」と診断されたので、根面被覆の期待は100%可能と判断できるでしょう。
さらに「どのタイミングで根面被覆をするのか」の問いにも、研究結果を交えて先生の考察をお話ししてくださります。
そして、今回の症例では「VISTA」という歯肉移植術を用いました。
使用器具から一連の術式までご紹介いただき「VISTA」を矯正治療中に行うことのメリットを知ることができます。
さらに「根面被覆を成功させるためのポイント4つ」を教えていただきました。
次の動画では、今回の症例をもとに先生方にディスカッションをしていただきます。
どのように「矯正治療と歯周組織」を理解し、専門医と共に連携していくと良いのでしょうか?
ぜひ動画でご覧ください。
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