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まずは、小児歯科の基礎となる永久歯と乳歯の違いについて解説頂きました。
歯の色や形については保護者からの質問が多いのではないでしょうか。
乳歯の特徴と永久歯の特徴を把握することで、保護者の疑問や不安に寄り添うことができます。
次に、乳歯の生える時期についてです。
小児歯科の現場では歯の生える時期を把握することはとても大切ですが、教科書のように細かく覚える必要はありません。
先生がわかりやすく集約したものを紹介してくださいますので、ぜひ動画でご確認ください。
この頃は発達の個人差が大きいため、歯の萌出の誤差は前後半年であれば許容範囲です。
1歳で歯が1本も生えていない場合、受診を促しましょう。
私たち歯科衛生士が乳歯の生える時期をしっかりと把握し説明することで、保護者から安心を感じてもらうことができます。
適齢期を過ぎても生えない歯や、乳歯が抜けないまま永久歯が生えてくる場合には早めの対応が必要です。
生えはじめた歯は乳歯と永久歯共に歯の質が強くありません。
だからこそ早めの予防が重要になります。
次に永久歯の生え変わり時期についてお話いただきました。
6~7歳頃(幼稚園年長~小学校1年生)頃下の前歯または、乳歯が抜けないまま第一大臼歯から生えてきます。
歯が抜けずに奥歯が先に生えた場合、本人や保護者が6歳臼歯だと気づいていない場合も多いのではないでしょうか。
本人と保護者へ6歳臼歯の存在を確認することで、予防の意識や大人の歯への意識が高まります。
私たちが歯磨き指導するうえでのポイントのひとつです。
また多くの場合、女の子の方が生え変わりは早いと言われています。
ぜひ、臨床の中で活かしてみてください。
最後に歯の萌出する時期の覚え方についてアドバイスをいただきました。
「A-B-D-C-E」のようにアルファベットのCとDが逆と覚えると、簡単に感じていただけるのではないでしょうか。
また下顎から生える歯はAとEのみです。
大切なことは歯の萌出順を覚えることではなく、私たち歯科衛生士が患者さんの口腔内をよく観察することです。
生えている歯だけでなく、盛り上がっている歯肉にも注目してみてください。
この動画は、小児歯科への苦手意識を持つ方でもわかりやすい内容となっており、明日から臨床で使える知識が満載です。
最後までぜひご覧ください。
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