-
仕上げ磨きは本当に必要なのでしょうか?
結論から言えば、仕上げ磨きはう蝕予防の観点からも非常に重要です。
なぜなら、磨き残しを防ぎ健康な歯を保つだけでなく、親子の大切なコミュニケーションの機会にもなるからです。
保護者の中には「乳歯は生え変わるものだから」と磨き残しを気にしない方もいますが、乳歯の時期から正しいケアを行うことが、永久歯の健康を守るために欠かせません。
お子さんによっては仕上げ磨きを嫌がることもあり、保護者にとって大変に感じることも多いでしょう。
しかし、仕上げ磨きには「歯磨きの習慣が身につく」「子供だけでは落とせないプラークを落とせる」「口腔内のトラブルや変化に早く気づける」といったメリットがあります。
萌出途中や生え替わりの時期には、歯の間に段差ができて磨きにくいため、特に仕上げ磨きが重要です。
2023年に日本歯科衛生士学会が発表した研究によると、乳幼児における親との食器の共有については、過度に気にする必要はないとされています。
砂糖の摂取を控え、親が毎日仕上げ磨きを行い、歯垢を除去し、フッ化物を利用することが推奨されています。
「気にしすぎる必要はない」という言葉だけが独り歩きしてしまうと、仕上げ磨きやう蝕予防の手を抜いた印象与え兼ねません。
仕上げ磨きはう蝕予防の観点からみても、とても大切なことを、ぜひ保護者へお伝えしてみてください。
では仕上げ磨きは、いつからいつまで行うべきでしょうか。
動画内で解説しておりますので、ご確認ください。
仕上げ磨きは、う蝕予防と親子のコミュニケーションの両方において大切です。
毎日の習慣にすることの重要性や、具体的な方法やポイントを伝えることで、子どもの歯の健康を守る手助けをしましょう。
ぜひ、明日からの臨床にお役立てください。
Doctorbook academy
本サイトは、歯科医療に従事されている皆さまを対象に情報提供するサイトです。
あなたは歯科医療従事者ですか?
※一般の方は患者向けサイトDoctorbook をご覧ください
Facebook ログインの確認
Doctorbook academy は Facebook ログインをサポートします。
Facebook アカウントより必要な情報を取得します。
許可する場合、YES を押して Facebook 連携に進んでください。
誤って Facebook ログインを選んだ場合は NO を押してください。