Doctorbook academy

    • 00:00 〜 introduction
    • 03:45 〜 講師紹介
    • 07:55 〜 シークエンシャル咬合の歴史
    • 19:52 〜 機能面から見た咬合や正常な顎位
    • 25:54 〜 異常な顎位とは?
    • 31:50 〜 データを読み解く咬合異常の診断
    • 40:28 〜 適切な咬合のための治療ゴール
    • 42:17 〜 症例1~骨格性Ⅲ級に対する咬合再構成~
    • 47:15 〜 症例1の問題点
    • 49:50 〜 症例1の治療経過
    • 54:28 〜 症例2~骨格性Ⅱ級に対する咬合再構成~
    • 57:28 〜 症例2の問題点と治療ゴール
    • 01:19:28 〜 まとめ
    • 01:22:40 〜 質疑応答
  • 【全顎治療の最前線"カッティングエッジ"】
    本シリーズでは、「Study Group S.A.D.A.」の主宰、貞光謙一郎先生が発起人となり、S.A.D.A.定期WEB例会を通じて実施されます。
    メンバーとオブザーバー、WEBで参加する先生方より「一口腔」「一歯」単位で行った歯科治療の症例を供覧いただき、ナソロジーの概念を踏まえた生理学的咬合の理論を学んでいきます。

    以下の講演形式でお送りいたします。
    ・教育講演:咬合再構成の基本的な理論を学ぶ講演。
    ・基調講演:S.A.D.A.のメンバーやオブザーバーによる専門的な講演。
    ・症例検討:ケースプレゼンを用いた症例ディスカッション。
    ・症例相談:WEB参加者からの具体的な症例に関する相談。

    詳細はこちら


    講演に関するご質問について、講師よりご回答をいただきましたので、以下に記載させていただきます。

    ◎ バーチカルの咬合接触はどこか決まったところに接触させられているのでしょうか?

    シークエンシャル咬合理論にのっとって、顎位が安定する適正な位置に咬合接触点を再現してまいります。
    詳細は、
    1.臨床家のための歯科補綴学 顎機能と機能障害の診断を考慮した歯科治療(クインテッセンス出版)
    [著] Eva Piehslinger [訳] 佐藤貞雄 [訳] 石川達也 [訳] 青木 聡 [訳] 渡邉 誠 [訳] 豊田 實
    2.咬合治療ナビゲーション 整体と調和する根拠ある咬合治療の実践(クインテッセンス出版)
    [著] 普光江 洋 [著] 武井順治 [著] 榊原功二
    等をご参照いただければと思います。


    咬合再構成が必要なケースの手助けの一つにシークエンシャル咬合理論があります。
    この咬合理論について先生方はどのくらい理解しているでしょうか?
    今回は、シークエンシャル咬合理論についての詳細な解説の後、実際にこの理論を用いた症例を供覧していきましょう。
     
    シークエンシャル咬合はオーストラリアンナソロジーとも呼ばれます。
    矯正と併せて補綴治療を合わせた咬合理論です。
    本来はパラファンクションを制御するために咬合理論として生まれました。
    パラファンクションの最も一般的なものは、ブラキシズムです。
    過去の報告では、ブラキシズムによって、自身に加わっているストレスをマネジメントしているとされています。
    このため、パラファンクションをなくすのではなく、受け入れ、うまく治療することがシークエンシャル咬合の考えです。
     
    シークエンシャル咬合には本来の正しい顎位の理解が欠かせません。
    CRを正しく位置していれば、矢状顆路角が小さくなってきます。
    また、犬歯によるガイドが成立していれば、後方臼歯に行くにしたがって、ガイドの角度が小さくなるのが正常とされています。
    ヒトの骨格は多くのパターンに分かれています。
    中でも、骨格性の2級は日本人の半数が分類され、また、問題が生じやすいパターンでもあります。
    これらを可能な限り1級に近づけていくことが治療ゴールになります。
     
    現在では、様々なシステムが開発され、顎位を記録する手段が開発されています。
    それらを使う中で、基準面が必要です。
    中でも、PRPが重要になり、ICPとPRPが一致していることが大切になります。
    これらを基に、診断を下し、顎位の変更を伴う治療が必要なのかを判断して治療を進めていきます。
    それぞれの治療ステップごとにバランスや移動量を見て、変化の要因や今後の治療方針の筋道を決定していきます。
    その段階で、補綴や矯正を用いて、適切な顎位、咬合高径、咬合平面を適正化していきます。
    これによって、シークエンシャル咬合理論を用いて患者様にあった咬合再構成が可能になります。
     
    次に、シークエンシャル咬合理論を用いて、咬合再構成を行った症例を2例見てみましょう。
    最初の症例は、骨格性3級の症例で、矯正治療を行わず、補綴治療のみで咬合再構成を行った症例です。
    2例目は、スプリントを用いて、リポジショニングを用いて咬合再構成を行った骨格性Ⅱ級の症例です。
    症例を見ながら、シークエンシャル咬合理論を用いる手順や、どこに目を付けるのかを理解していきましょう。
     
    最後に質疑応答形式で、より実践的なシークエンシャル咬合理論について、S.A.D.Aメンバーとのディスカッションをしております。
    技工士や衛生士との連携の重要性や、実際の細かい注意事項を再確認できますので、ぜひ最後までご覧ください。


    【講師】

    森本 淳史 先生
    歯科医師
    1989年 朝日大学歯学部 卒業
    1992年 朝日大学歯学部歯学研究科博士課程(歯周病学) 修了
    1997年 京都市西京区 森本歯科クリニック 開業

    日本歯周病学会
    日本顎咬合学会
    Geepee Brothers
    Society of Occlusion Medicine

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