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産業革命以降、世界の平均気温は1.45度上昇しており、対策が進められています。日本では、熱中症による死亡や救急搬送の大多数を占めるのが高齢者です。
高齢者のなかにはエアコンを使用しない人も多く、適切に室温調節をすることが大切です。また近い将来、気候変動により熱中症の増加、感染症の拡大、食糧難が起こり、世界で毎年約25万人が亡くなると予想されています。
そのため、気候変動に対する緩和策と適応策を同時に進める必要があります。日本の熱中症対策も適応策の1つです。とくに日本では、温室効果ガスの排出量の6%が医療分野によるものです。
医療資材や薬剤のサプライチェーンに対する取り組み、健康の増進、気候変動にも配慮した治療や検査の選択が求められています。
今回は、WHOやIPCCなど国際機関での発表多数、東京大学の橋爪真弘博士をお招きし、気候変動の現状、それが健康に及ぼす影響、そして医療分野で取り組むべき具体的な対策についてご解説いただきます。
歯科医療分野にとっても、重要な内容となっておりますのでぜひご視聴ください。
講師
橋爪 真弘 先生
東京大学大学院医学系研究科 国際保健政策学 教授(M.D., Ph.D. / 医学博士)
略歴
2019年 東京大学大学院医学系研究科 国際保健政策学 教授
2015年 長崎大学 熱帯医学・グローバルヘルス研究科 教授
2012年 長崎大学熱帯医学研究所 小児感染症学 教授
2008年 長崎大学熱帯医学研究所 国際保健学 助教
2006年 長崎大学熱帯医学研究所 熱帯感染症研究センターCOE研究員
2007年 ロンドン大学公衆衛生熱帯医学大学院博士課程 修了
2003年 ロンドン大学公衆衛生熱帯医学大学院修士課程(環境疫学) 修了
2001年 東京大学大学院医学系研究科国際保健学専攻修士課程 修了
所属学会・資格・役職など
【編集委員】
Section Editor, PLoS Climate (2023年–)
Associate Deputy Editor, Climatic Change (2020年–)
Editorial Review Board, Environmental Health Perspectives (2017年–)
Editorial Board, Pediatrics International (2018年–)
Editor, Environmental Health and Preventive Medicine (2018年–)
Editor-in-chief, Tropical Medicine and Health (2014年–)
【学会】
日本公衆衛生学会 グローバル環境保健検討委員会 (2020年–)
日本国際保健医療学会 代議員 (2018年–)、常任理事 (2020年–)
日本衛生学会 評議会員 (2018年–)、理事 (2020年–)
日本疫学会 代議員 (2017年–)
日本小児科学会 代議員 (2015年–)
日本熱帯医学会 理事(編集担当) (2015年–2020年)
Membership Committee, International Society for Environmental Epidemiology (2017年–)
【政府検討会等(2021年度)】
環境省 中央環境審議会専門委員(気候変動影響評価等小委員会)
環境省 「気候変動の影響に関する分野別ワーキンググループ(健康分野)」座長
環境省 「IPCC国内連絡会・国内幹事会」メンバー
環境省 「気候変動予測及び影響評価の連携推進に向けた検討チーム」委員
環境省 「気候変動適応九州・沖縄広域協議会」委員
環境省 「光化学オキシダント健康影響評価作業部会」委員
環境省 「光化学オキシダントリスク評価手法検討作業部会」委員
宇宙航空研究開発機構(JAXA) 地球観測に関する科学アドバイザリ委員会分科会 「将来ミッション検討タスクチーム」メンバー
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