本パートでは、山中先生によるインプラントオペの全プロセスを、臨場感あるライブ映像で追体験できます。術前の準備から術中の操作、術後のフォローに至るまで、細部にわたり可視化されたデモンストレーションを通じて、単なる技術解説にとどまらない“現場のリアル”が伝わる構成です。

特に注目すべきは、治療結果だけでなく「オペが始まるまでの準備」にフォーカスしている点。術式に入る前の時間配分や、器材・スタッフ配置、院内の動線設計など、診療の進行をスムーズに保つための時間管理術を詳細に解説しています。こうした段取りの質が、治療全体の安全性・正確性を大きく左右することを、映像を通して実感できる内容です。

さらに、大学病院レベルの滅菌・衛生環境を、一般開業医でも実現可能な形で“いかに組み立てていくか”という実践的な視点も提示。感染対策や器具管理についても、現場のノウハウが詰まっています。

また、CTデータと口腔内スキャンデータを融合させたガイド設計についても丁寧に紹介。ガイドの選定・設計・調整のプロセスはもちろん、それを実際にどう術式に落とし込んでいくのかが、理解しやすい映像とともに解説されます。

「見て終わり」ではなく、「明日から使える」ことを徹底的に意識した構成。ライブオペをそのまま“マニュアル化”したような実践的パートです。